資産運用?(オランダの光)

昨日、駅前の千葉銀行でUSドル立ての外貨預金の定期の口座を作った。金を増やそうなんて考えちゃいないけど、超インフレになったら、「ジュース一本が1,200円ですから。残念っ!」とか云ってられないので。
で何かくれた(口座作った時はポケットティッシュ二つだったのに今回は紙袋!)ので家に帰っていそいそと開けてみたら、
リードクッキングペーパー、ホッカイロ2個、ウェットティッシュ。…千葉銀の意図が分からん。
取りあえず行き付けの北柏の喫茶店にあげる事にしたが、向かいの薬屋の売れ残りでも詰めたんじゃないの?
東京都写真美術館にて、
「明日を夢見て」〜アメリカ社会を 動かした ソーシャル・ドキュメンタリー』を観る。「写真」が報道として機能していた19世紀後期〜20世紀初頭にかけてのアメリカの報道写真の記録。「ルイス・ハイン」「ウォーカー・エバンス」「ベレニー・アボット」… 名前だけは記憶の片隅にかすかにある。
写真新世紀展2004』を観る。「写真」というより「こんせぷちゅある・あーと」(今流行の、概念だけでほとんど完結している「アート」なるもの)みたいなのが多くて「若いモンの考える事はよく分からん」なんて云っていたら、日芸で同じゼミだった林典之氏の作品に遭遇。
いろんな人に海パンをはかせていろんな事をやらせる写真。在学中からやっていて、「増田さんも海パンにならないっすか〜?」(僕は留年していたので敬語{僕はどうでも良かったんだけど}。けど彼は浪人していて年上。体育会系の考える事はナゾだ。)なんて云っていたから、なっておけば良かったかも。
館内のホールで、「オランダののぞみ」じゃなかった、映画「オランダの光」(Yahoo!ムービーによる解説)(12月17日まで)を観る。
オランダの絵画(「フェルメール」とか「レンブラント」とか)にある独特の「光の柔らかさ」はオランダの風土によるものでは無いのか?という伝説(があるそうな)を検証しようと、実験したり、インタビュー(長距離トラックの運ちゃんなんかに)したり、定点観測する、ドキュメンタリー映画。
結論から云えば、あるとも無いとも結論は出ないのだが、それが世の中だと思う。
それよりも、富士フイルムが協力したとか云うフィルムによるきれいな映像に感激。カタログを買ってしまった。こういうのを観ると、(金銭的な問題を別にすれば)「やっぱ映画はフィルムだよな」と思ってしまう。


「イヤなヤツ」(海猫)

映画「海猫」を観に行った。
アノ「失楽園」の森田芳三監督の不倫映画である。
北海道の漁村にお嫁に来た伊藤美咲が、旦那の弟の中村トオルと云々… という話なんだけど、お嫁に来た伊藤美咲の実の弟「野田孝志」(深水元基)という奴が眼目で、
取り敢えずブラブラしてる。姉の手伝いに来ても働かなくてダンナにぶっ飛ばされる。売女(ばいた)に入れ込む。でもって云わなきゃ良いのに色々な事を云って、この映画の中の事件の発端は殆ど彼である。でクライマックスは彼が、姉の事を忘れようとして函館に来ている旦那の弟(中村トオル)に、姉から来た手紙を見せる事による家庭崩壊。で二言目には「俺って何やってもうまくいった事ないんだよな〜」って、当たり前だろっ!
周囲に居たら迷惑だけど、この映画の中では思いっきり登場人物を引っかき回して面白くしてくれているので、可。


平成の渡し

取手市の利根川に残る小堀の渡し
茨城県と千葉県の県境は利根川であると思ってまず間違いないのだが、茨城県取手市の小堀地区は大正時代に流れが変えられた時のままのため、今でも川向こうの取手市の飛び地になっていて、渡し船が活躍している。
渡し船と云えば「矢切の渡し」だが、こちら(小堀の渡し)は観光目的では無いため、エンジンの付いた舟で地元民優先である。学校の登下校時間帯は結構混むらしい。


いつの間にやら


気が付いたら、11月も終わりですよ。27,28日と土日に入るので、写真の仕事をもらっている会社へ納品へ赴く。
CD-Rの焼き込みエラーを御存知だろうか。って何か新聞の文化欄の「チミ達文化的程度の低い人間は知らないだろうけどね」という「マニアックな伝統芸能を紹介する記事」みたいになってしまったが、それはさておき、
撮影結果を、自作のCD-ROMにパソコンのデータとして焼いて(これを「CD-R」という)渡すのだが、色々大急ぎで撮影結果を補正などして納品用に加工したのに、その苦労を無にする様に、焼き込みエラーというやつで、何枚やっても駄目。その度に失敗したCD-Rがゴミ箱に放り込まれていく。時間も無いので仕方なく(一応)他のメーカーのCD-Rを持ち、家を出た。もう請求書だけ渡す事になる事覚悟である(いい加減なヤツ)。でもって常磐線の車内でiBookを広げ、CD-Rの制作である。メーカーを変えたらすんなりCDは(ホカホカに?)焼き上がった。あ〜アホらし…。疲れた。
その会社より、佃島のマンション群を望む。


入るのがバカ?


昨夜のNHKで、地震で家を無くしたジーサンバーサンを登場させて、「もう立て直すお金も無いし…」と云わせて「やはり公的な保証が必要なのでは無いのでしょうか?」なんて事云っていたけど、毎月高い金払って「地震保険」っていうヤツに入っていた人はバカ?
数百万円のお金を否定する気は無いけど、個人の財産を国が保証するの?
それとも見せしめ?
千葉市美術館に、「伝説の浮世絵開祖『岩佐又兵衛』」展を観に行った(今日まで)。千葉の銀杏(いちょう)と、モノレールの柱。


恐怖映画館


九時の開店時間にあわせ、朝もはよから我孫子→阿佐谷(あさがや)の杉並区役所へ。用事を済ませ、九階の食堂で朝飯を喰ってから、前にあるビル二階の(隠れ家的?)介護用品ショップにて、頼まれていた「駅員さんが使うような段差のあるところに橋を架ける折り畳み式の携帯用スロープみたいなの」を探しに行く。けど買うと五万円くらい、高い。(車椅子の人、持って歩けとは云わないけど、「段差があるから駄目」なんて云ってちゃ駄目よ。)
でもって隣駅の荻窪に移動、そこでまた用事済ませてから新宿へ。
ヴィスコンティの「山猫」が「デジタルリマスター版」とか云うので観ようと思ったが、ここ「テアトルタイムズスクエア」は、普通の映画館と違って、45度ぐらいの斜面に客席をつけてある野球場みたいな映画館だから、その「恐怖の急階段(手すり無し)」を登り降りしなくて済む、出口と同じ段の席、が異常に混む。それでも「転落するよりはまし」とあちこちにぶつかりながら、一つ下の段へ。「障害者は階段にでも座って観ろ」ってのか?
昼食後、コニカミノルタプラザへ。プレミオ(新人賞っぽいの)の二作品
Suthep Kritsanavarin(ステープ・クリッサナワリン)写真展 「タイ:象と象使い」生存をかけた暮らし
は、手慣れた告発系。フォトジャーナリストとして色々やってる人らしく、載ったAERAなんかが置いてある。なんでこんな人が新人賞みたいなのにめり込んでくんの?これが第三国特有のバイタリティなのか。でもまあ巧いことは巧い。
的場ゆう子写真展「KIHADA」whangdoodleland
題名通り、様々な「木肌」(日本語をとりあえずローマ字にするのは好きでは無いが)を平面的に、感触を丁寧に、写し取るように、撮影した写真。じーっと見つめていると、衛星写真のようでもあり、未知の月面写真のようでもあり、天体写真のようでもある。(と思ったら自身の作品紹介にそんな事が書いてあった)想像力を喚起させてくれる写真。
経歴の所に「写真表現大学」と書いてあったから、何かと思ったら専門学校の授業なのね。学歴コンプレックス?
小畑雄嗣写真展「冬と夏の光景」-クロアチア-
良い。巧い。上記「象と象使い」のようなイヤミな感じが無くて良い。売っているという小冊子、買おうと思っちゃったもん。
巧いなあと思ったら色々な雑誌(機内誌やらクレジットカードの会員報みたいな、経済的逼迫度が低いであろう、企業イメージ向上系。)で仕事をしている(そういう雑誌が会場に置いてあった)カメラマンであった。(ついでに見たら日芸だった)


四ッ谷の日曜日


日曜日に片付けなければならない仕事の撮影アリ、「今日やっちゃうか」と、四ッ谷(東京都千代田区)へ。休日の朝、この近辺(都心)は非常に不便。オフィス街相手の商売だからだ。
太陽待ち?で小休止しようと喫茶店を探すも、どこも開いていない。日本テレビの前に来ると、派手な親子がわんさか、「うちのコの方がかわいいわよ!」的視線が飛び交っている「バチバチ」。ミュージカル「アニー」のオーディションだってさ。こわ〜。
やっと探した「インド料理店がモーニングもやってるよん」的雰囲気の店に入る。店内インドで、店員もインド人、BGMはインド音楽、の中で一人トーストを食べる。
でもって、ここのトイレはなぜか全面ガラス張りで、鏡に映った自分の放尿シーンをじっくりと鑑賞できる。
総じてとっても不思議なお店。
(午前)九時過ぎ、撮影を終え(今度は普通の)チェーン店の喫茶店に入ると、いつもの喫茶店の様で客層が違う。いつもはスーツのビジネスマンみたいな人種が大勢を占めているのに、今日はチョンマゲのおっちゃんが文章書いていたり、明らかに違う人種がポツポツと、それなりの休日を過ごしている。
朝、杉並の実家から。青梅街道でバスを待っていたら、青物市場の跡には電器屋ができていた。


写真家の生き方


先日、「東京都写真美術館」に行った際、併設された本屋さんで買った荒木経惟写真集「風光の済州島『漂流』(アートン)」をやっと観た(と云っても半分ぐらいだが)(立ち読み)。
「アラーキー」の写真集ということで、ヌードなんか期待している方は残念、韓国の済州島を撮影した白黒写真です。「荒木経惟(アラーキー)」という人は、「センセーショナルなカメラマン」という反面、「写真作家」としてこういった作品を世に送り続けている人なのです。
ある程度売れるであろう事を予測してか、2,500円。ハードカバーの写真集としては価格破壊。
内容は、とても良い。ヘアヌード写真集とは違って万人受けする内容じゃないけど。
あ、昨日やっと電気釜来ました。一週間と一日、御飯の炊けない生活を強いて置いて「ありがとうございました〜」じゃねーよ!競争の無い世界なのか、競争を放棄したのか。十円ぐらいで安いの高いのと云わなくて良いから、もうちょっと何とかして欲しいぞ、ケーズデンキ
現像に失敗した、最近撮影している利根川の写真のネガのベタ。


東京は怖い所だパート2


仕事の撮影にて北総線の「新柴又」へ。「北総線」というのは通称で、本当は「北総鉄道北総線」らしい。
元々が、住宅都市整備公団(現在は「独立行政法人都市再生機構」に名前が変わっているらしい)が千葉ニュータウンを造成するにあたって、「都心から電車で○分!」という文句を使いたいが為に作った鉄道なので、都心側の終点かつ乗り入れ駅である「(京成)高砂」から京成に入り、都営地下鉄を通って、京浜急行に入って羽田空港まで行ける
…ところが、そうは世の中(東京は)アマくない!都心側の始発駅である「(京成)高砂」では、京成電車とホームは一緒。列車も一緒。(寅さんの)柴又を通りJR常磐線の金町へと抜ける金町線なんてのが別れていくのに紛れて、「北総線」は初乗り200円の運賃なんて事はおくびにも出さず、あなたをいざなうのだ。
といいつつ地元の人は知っているのか殆ど使わない。閑散としたホーム。
といいつつ懐かしいなあこの風景。4月にやった写真展「ニュータウンなひとびと」の撮影ではよく使いましたよ。西荻窪の実家から正月の風景撮ろうと行ったら、片道千幾らしましたけど。