「男性というだけで動機がある」(それでもボクはやってない)

柏の高島屋の一階にある映画館で、映画「それでもボクはやってない予告編goo映画による紹介)」を観た。
「シコふんじゃった」や「Shall we dance?」の周防正行監督の最新作。痴漢として女子中学生に捕まった(「痴漢です」と言われて腕を捕まれ、説明しようと駅事務室に行っただけで現行犯逮捕が成立してしまうらしい。)青年が、弁護士や家族、友人の協力で冤罪を晴らそうとする物語。
殆どのシーンが法廷や留置所で進行していって、はっきり言って観て楽しい映画では無い。しかしリアルな、今そこにある話。何も救いは無いし、じゃあ痴漢冤罪を避ける為にはどうしたら良いかと言ったら、何も提示されない。女子学生の側に寄らないとか、満員電車でモゾモゾしないとか、それしか無いらしい。周りの人も、駅員も、警察も検察も、結局は裁判所も、あてにはならないのだから。何より痴漢という犯罪には、残念ながら(女性弁護士がそう言う様に)「男性というだけで動機がある」のだから…
映画が終わったのが三時半だったので、バスで北柏のカフェ「Calla(カラー)」に行き、お茶を飲む。
雛人形が飾ってあった。
北柏の喫茶店「Calla(カラー)」
お茶を飲んで新聞を読んで、家まで歩き出す。
手賀沼湖畔の農家の庭の梅の花
家の庭の梅はまだ咲いていないのになあ。


着信拒否

なんか最近自分の携帯電話から最近使い始めた自分のWillcomのPHSに電話をしたらいつも通話中でおかしいなと思っていて、さっき設定を見てみたら、自分の携帯電話の電話番号が着信拒否リストに入っていた。こんな事した記憶もないし、大体こんな事して何の意味も無いと思うし、何やっているんだろう(というかやっていたんだろう)私…


D-ライティング

Nikon D2x DX17-35mm F2.8 CaptureNXにてRAW現像+Dライティング
今回はデジタルカメラの話です。
Nikon D2x で逆光の赤ちゃんを撮る事など(今の所)無いので、良い機会だから再び他人の赤ちゃんを借りて…
ニコンのデジタル一眼レフカメラには、CaptureNXという純正RAW現像ある(別売り)。その中にニコンが誇るD-ライティング参考参考)という機能があり、逆光で人物などを撮った時に、通常の様に露出を多めに与えて被写体(人物)を明るくすると、背景が更に明るくなって白くなって(飛んで)しまう事を防ぐ機能で、逆光で明るくなってしまっている背景はそのままに、逆光で陰になっている暗い被写体の部分だけを明るくしてしまおうという機能。
正に前回の写真のような状況のためにあるような機能なので、これまで使った事が無かったけれども(余り建築写真には必要とされないであろう)、やってみようと思った。
結果は上図の通り。トーンカーブの上をそのままにして、下の方を持ち上げた様な感じで、僕は気味が悪いと感じた。逆光の抜けた様な感じがなくなって、ヌメッとした感じ。好みではあるけれども、僕としては背景は飛んじゃうけど、普通に露出補正した方が自然で好みだな、僕は。
前回の記事と見比べて見てください。


ありゃま二十日だわ

Nikon D2x DX17-35mm F2.8 CaptureNXにてRAW現像(+1.6補正)
最近何かせわしくて、金、土、日、と地方都市に行ったり帰ってきたり…(これは御存知の方は御存知の通り遊びですが) 昨日の月曜日は三鷹で撮影、昼過ぎ終わった後、次の東松原(京王井の頭線)の予定まで時間があいたので井の頭線沿線の久我山のピアノの先生でお茶でも貰って休憩するかと思ったら、姪御さんが来ているとかで、その赤ちゃんを、撮影帰りで持っていた仕事用のデジカメ(D2x)で撮る。
畳の上をハイハイしながら逃げ回るお尻を追って…
その後東松原の設計事務所へ。
吉祥寺からバスでそのまま実家へ。
今日は我孫子に戻るので、上野に出たら丁度グリーン車の車両。
二階席は八割方埋まっているのに、一階席は誰もいない。


「情報には敏感に」(グアンタナモ、僕達が見た真実)

昨日撮影の写真の後処理(要はRAW現像)は後で良いという事で、映画「グアンタナモ、僕達が見た真実予告編goo映画による紹介)」を観た。
イギリス国籍のパキスタン人の男達が、結婚式に出る為に故郷パキスタンに帰り、その時アフガニスタンの状況を見に行こうと国境を越えたら、アフガニスタンでアルカイダと一緒に捕まってしまい、英語を話せるという事で、テロリストとして捕らえられ、キューバのグアンタナモ基地に送られて拷問をされるという話。
確かに理不尽な事かもしれないけれど、彼らはイギリスにいて、情報から隔離されていたわけではないし、アフガニスタンで起こっている事を考えれば、不用意な行動だったのかもな、等と思う。グアンタナモ基地での拷問がそれほど過酷に思えないのも、アフガニスタンでの彼等の状況を考えると、爆撃やわけのわからない襲撃で殺される心配もないという意味では、基地に収容されて理不尽な拷問を受ける方が、まだ良いのかとも思う。
とはいえ、これは歴史の中の「拷問」ではなく、今現在アメリカの行っている、進行している人道的な「拷問」である事は受け止めなければならないだろう。
それならば尚の事、自分の意思とは関係なく拷問をすることを強制されている現場のアメリカ軍兵士の精神状態の方が心配になってしまったりするのは、現在自分が(突然いわれもなく拘束されて拷問されるようなことのない)日本に住んでいるからだろうか。いや、情報に敏感で無ければ、自分のとった行動が思いもかけない不幸を自分で呼び寄せてしまう、そんな気がする。


「世話物」(魂萌え{たまもえ}!)

映画「魂萌え(たまもえ)!Yahoo映画情報の紹介goo映画の紹介)」を観た。
観ていて、先日新聞で見た「夫が死ぬと、女房が長生きする。」という記事を思い出していた。
風吹ジュン演ずる、夫に先立たれた五十代の主婦は、夫が十年隠していた愛人の存在を死後知って、その事に狂うように怒るが、彼女はその怒りをエネルギーに変えて新しい人生を歩み出す。
大時代で無い、いわば世話物でそれほど注目も集めないだろうけど、僕は好きだな。昨年の夏に観た「いつか読書する日」とかこの作品とか。