納品ついでに映画を(落下の王国 -The fall-)

築地のI社に納品に行って、担当のSさんとお昼を食べていたら、「今やってる映画『落下の王国』ってのが気になるんだよね〜」という話になり、そういえば僕もこないだ銀座のシネスイッチという映画館で「落語娘」を観たときに、同じ劇場でやるという案内が出ていて、気になってはいたので、「んじゃあこれから観に行ってきますわ」という話になった。
何しろ突発的に(個人的に)気運が高まって観に行く事になったので、上映時間も分からず、取り敢えず和光の時計台の裏のゴチャゴチャした中にあるその映画館に行き、時間を見ると次は「2:20〜」。一時間以上あるので、同じくゴチャゴチャした中にある喫茶店で休憩。こんなに待たされるんだったら、Sさんの助言通り聖路加に入ってる喫茶店でお茶でも飲んでりゃ良かった。
映画は、大怪我をして自暴自棄になったスタントマンと、腕を骨折した女の子の物語。退屈する女の子に、スタントマンは壮大な作り話を聞かせる。
映像はきれい。特に冒頭の白黒の回想シーンの様なものが凄かった。
むしろ不可解な内容が僕には面白くて、
自分が作った、夢の様に突拍子もなく世界中を廻ったり、突然登場人物が増えたり、時々現実世界に戻ってきたりするお話が、自分の意識の無かった時の様で不思議だった。
こうはっきりとした(けれども脈絡のない)想像の世界と、退屈でボーッとした現実を行ったり来たりしている(のを見ている)と、はっきりした意識って一体何なんだろうなんて思ってしまう。


三平堂落語会


根岸の三平堂(林家三平が住んでいた家を記念館にしている)の落語会の日。今日のプログラムはと先日見てみたら、林家いっ平、林家正蔵(こぶ平の)、が出て柳亭市馬がトリをとるという。これで千円なのだから、行ってみて損は無いだろうと思って行ったら、開演十五分前でこの人、普段はこんな混む事は無いそうで、やっぱりみんな考える事は同じらしい。テレビカメラも入っていて、朝の情報番組でやるんだとか。
プログラムには無かったけれども、最初に林家ペーがあのピンクのスーツで出てきて喋り、市馬がトリを勤めた後は、今度始まる平日朝の情報番組で正蔵がキャスターをやるとかで、そのうちあわせにきていたフジテレビの笠井アナウンサーという人が出てきたり、何やら賑やかな落語会だった。
目当てはミーハーにも上記の方々だったのだが、「古今亭菊六」という人も中々面白かった。
中入りでアンケートを配っていたので、書いて会がはねてから忙しく片付けをしている菊六さんに渡した。その時は「自分より幾つ上なんだろう」なんて事を思ったけれども、帰って落語協会のプロフィールを見てみたら、僕と同い年じゃん。
後ろで立ってみていたらさすがにふくらはぎが痛い。でも今日はかなり痛みもひいたぞ、まだまだ若いな、ヨシヨシ。


ヒゲで遊ぶ

数週間髭をあたる必要がない状態だったので、生やし放題(と言っても悲しい事に鼻の下と顎しか生えない体質なのだが)にしていたら、鼻の下が一センチぐらい伸びたので、楽しくて周りの毛を剃って整えてみた。
イメージとしては島田雅彦だったのだが、単なる若いエロおやじみたいになってしまった。
近所の喫茶店でも不評だったし、昨日行った床屋で早速剃ってもらった。
やはり顎だけにしようと思う。
映画「デトロイト・メタル・シティ予告編goo映画による紹介」を観た。
こういう楽しい映画、好き。バカバカしくて、ちょっとホロリとさせるのだけど、ホロリとさせるのに幾ら都合良くたって納得しちゃう、というか許しちゃう。
自分が一歩引いた所に立つというのは必要な事もあるけれど、こういう映画はもう中に入りこんで楽しまないと。無批判なんて言葉も馬鹿らしい程。
映画館(MOVIX亀有)に早く着いちゃって、閑を潰すのに映画館の入っているショッピングセンター「アリオ」で、
雪平鍋・落とし蓋(イトーヨーカドー台所用品コーナー)
お椀×2(無印良品
書類を入れる小学校の時の道具箱みたいな箱(Francfranc
を買う。
こんなの近場で買えば良いのに、荷物が増えた。
なんであんな品揃えが良いんだ。


デパートのエレベーター

一昨日、日本橋の三越と高島屋に行った。
小さい頃、近所のデパートのスーッと閉まりスーッと開くそれとは違い、ここの鉄の柵の様なガシャガシャ仰々しい音を立てて閉まるエレベーターのドアにワクワクしたものだったけれども、久々に「キング・オブ・デパート」(今自分で考えた)に行ってそんな事を思い出した。
両方ともその柵の様なドアのエレベーターは健在だったが、三越の方は柵の外側が透明なガラスで覆われていて、乗って上がると柵の外からカビ臭い空気がゴウゴウと入ってくる、というわけにはいかなかったけれども。


根性の無い虫

Nikon D2x 17-55mm F2.8
朝顔に付いている虫。取りまくって、踏みつぶしまくって、草を刈ったら、一時姿を消したけれども、まだ数匹はいつも茎にくっついて「チューチュー」している。
以前の様に列をなして茎の栄養を吸っていないから良いけれども、放っておくとまた大発生しそうで、見つける度につまんで縁側のたたきに捨てて踏んづけている。
ところでこの虫は根性が無い。つまむのに手間取ってガサゴソ茎を揺らしてしまうとすぐ茎から手を離して落っこちてしまう。でまた登ってくる。
つままれそうになっても茎にしがみついて離れず結局つぶされた奴は子孫を残せないで、簡単に手を離して下に落っこちて命を長らえた根性の無い奴は子孫を残し… という様なことを繰り返し、「この虫」は根性の無い虫が増える事となったのだろう。
等と虫をプチプチ潰しながら進化の事を考える。


暑いので


お盆過ぎに葦簀(よしず)を買ったんだけど、その頃から涼しくなって来ちゃって、あまり出番が無かった葦簀(結構高かったのに)。
下の芝生を傷めるのも嫌だったし、風の通りが幾分悪くなるような気がして、暑いときだけ立てかける様にして、使わないときは軒下に入れておくようにしていた。
朝顔(暑さでか元気が無いけど)と風鈴とそして葦簀と。やっと、理想の夏のライフスタイル?になってきた。