「オリジナルとリメイク版を見比べる(13人の刺客)」

昨日池袋の新文芸坐で、昨年の三池崇史監督によりリメイクされた「十三人の刺客」と、その元となった1963年東映の、片岡千恵蔵主演の白黒「十三人の刺客」の二本立てを観た。
話のテンポは1963年版の方が良かった、楽しかった、爽快だった。なぜあの頃のチャンバラ映画って面白いんだろう。
戦闘シーンは2010年版の方が良かった。残酷で、派手で。
けれども戦闘シーンに早く行く為に話を駆け足で進めたのは面白さを削いでいたと思う。
大名を殺す機会を伺っている刺客集団が、余りに警備が厳重なので、歯噛みしながら大名行列を見逃す所をエピソードを丸々削ったのはどうかと思った。あの話があるから先の宿場町で本懐を遂げて斬りまくる時の爽快感が増すのに。


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