丹生を出て竹波へ

部屋の窓を開けると、良い天気。
美浜原発を望む漁村 丹生
漁港に行くと、原発の向こうの定置網にかかった魚を、家々で食べたり、宿で出す為に売る所だった。
美浜原発を望む漁村での魚の水揚げ
宿を出て、敦賀半島を根元へ、海沿いに歩き、竹波(たけなみ)の集落とその前に広がる水晶浜を目指す。
途中、丹生から付き出た半島の先にある美浜原発に丹生を通らず渡る橋があり、そのたもとに「美浜原発PR館」という立派な建物がある。勉強なのでそこに入ってみる。
お姉さんに大型スクリーンで「原子力発電の仕組み」など教授して貰い、館内の案内もして貰う。
美浜原発PR館の原子炉型ディスプレイ
安全に留意しているらしい事は分かったけど、「これだけ安全に気を付けているんだから、何かあったら諦めるしかないよね。」という思いは伝わった。
水晶浜、ダイヤ浜を歩き、水晶浜に戻ってもまだ四時。
前日、丹生の宿から翌日泊まる所を探して美浜町のホームページに書かれた所に片っ端から電話をしたのだが、関電の工事の人が長期滞在していて駄目で、諦め今日の夕方六時過ぎに水晶浜を出るバスで敦賀から米原を通って新幹線で帰ろうと思っていた。
丹生のバス停で敦賀に行くバスとは別のバスの時刻表を見たので、今から次のバスを二時間待つのは苦痛だと、水晶浜の駐車場のおじさん達に訊いてみると、その内の一人が民宿のオヤジもやっていて、「ウチなら良いよ」との事。
別のおじさんは敦賀駅まで車で送って行ってあげると言ったけれども、今日急いで帰っても、長旅を終えた実感が無さそうで、民宿に泊まる事に。
軽トラックで送ってもらった宿は、古いけれども小綺麗な宿。
聞けば工事関係のお客さんは泊めて無いとの事、海水浴などで来る人を泊められなくなるからだそうだ。始めからここに「泊めて欲しい」と言えば良かった。
宿の窓から外を見る。
竹波の民宿の窓から
急だったので夕食はできないとの事で、近くの(そこしか開いて無い)寿司屋へ。これで最後の、若狭湾の魚を食う。
竹波の集落のバス停
明日は朝から電車を乗り換え乗り換え、東京を目指す。


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