「オマージュだそうで」(珈琲時光)


映画「珈琲時光」を観た。
「名匠 小津安二郎監督に捧げるオマージュ」というのふれこみで、「悲情城市」の、台湾の候考賢(ホウ・シャオシェン)監督の作品というのもあり観に行ってみた。
いわゆる「小津映画」は何もない普通の生活の中を捉えているが、「娘がとうとう嫁に行く」なんて感じで、絶対に何もない訳じゃない。それと「小津映画」は「何もない」内容を補うように、「作品内に張りつめた厳格さ」のようなものがあった筈だ。
…なんて観てる方は勝手な事云えるんだけどね。
しかし「誰も知らない」と云い、「演技が自然」で「演技らしくない」だったのは確か。これからはこういう撮り方(台本を直前まで渡さないで自然な演技を引き出す)が流行っていくのかなあ…?
主人公「陽子(一青窈)」の実家は、父の実家に行く時に乗る上信電鉄(群馬県のローカル私鉄)の吉井。「半落ち」と云いこの映画と云い、「高崎フィルムコミッション」とか云う奴で上信電鉄はこういう事もやってるのか。確かにローカルムード満点だわな。あの電車。
吉祥寺のバウスシアター。併設の50席しかないここは「ジャヴ50」なんて名前だったのだけど、「バウスシアター2」という名前になっちゃったのね。


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