内戦、内戦、また内戦。

新文芸坐にて、1979年(昭和54年)のギリシア映画「旅芸人の記録」(テオ・アンゲロプロス監督)を観た。
以前、同監督の最新作「エレニの旅」を観て、過去の作品も観てみたくなったのだ。
そして今回昨日と今日(月曜と火曜)のみ、この映画をやると知って、行ってみた。行ってから気が付いたのだが、上映時間四時間。はっきり云って退屈です。でも観て良かった退屈。
物語は近代のギリシアの歴史絵巻。第二次大戦でドイツに占領され、やっと出て行ったと思ったら今度はイギリスが来て、ギリシア人同士の対立を煽られ、内戦、内戦、内戦。
何が退屈かって、戦争→平和→歓声→銃声→… とひたすら続くだけの数十年で、もうイヤになってきます。ホント人間ってバカだなあと思うと同時に、一旦この悪循環の輪の中に入ってしまったが最後、抜け出すのは並大抵の事ではないという事。


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