高級マンション疲れ

仕事で最近、方々の最低八千万、平均一億という都内の高級マンションという奴に伺っていて、買いもしないのに部屋の中まで見て廻っているのだけど、いやまあ凄いですよ。
不思議なことに上の階に行けば行くほど高級で(地面に近い方が良いじゃんと僕は思うのだが)、上の方になると集合住宅なのに二階建てになっていたり、屋上があったり、そしてお風呂は前が全面ガラス張り。昼は隣の森(大学やら公園)、夜は都心の夜景が望める。玄関にはホテルみたいなロビーがあり、受付の人(執事みたいなの)が常駐している。
で、こんなのどういう人が買うんだろうと思ったら、ホテルみたいな玄関に黒いクラウン(なのがちょっと減点)で乗り付けて、運転手を車の中で待たせて、見に来たのは中年の夫婦。奥さん着物で、全身から溢れる「富裕層」オーラ。見終わって帰って来ると黒いクラウンは玄関前にスッと出てきて、運転手が降りてきてドアを開ける(「MKタクシーみたい」と庶民は思った)。そして立ち去る「富裕層」。
人には色々な幸せの形があるけれども、今、その時に「幸せ」と言えるのが一番幸せでると思う。そういう意味で言うと、我孫子の平屋で、適当に働いて、偶に自分の作品作って、幸せです。
そして、図書館で借りてきた落語のCDでも聴きながら、畳に寝っ転がって、最高に幸せですよ。


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