「天使」(ベルリン・天使の詩(うた))

一昨日の土曜日、映画「ベルリン・天使の詩(うた)予告編)(予告編その2)(87年西ドイツ)」を観た。
日比谷シャンテ・シネ」の「BOW30映画祭」の中で、土日の二日間だけ上映されていた87年の作品。
「天使」は、主人公を始めとする中年のオッサン達。人の心の中が聞こえるが、何ら関与する事無いウロウロするだけの存在。大人達には見えないが、その存在が子供たちには見える。何の為に居るのかさえわからない。
「天使」から見る「人間の世」は暗い。希望も無く、今日の糧を得る為に生きている人々、それと重なるように、というかその根底にある素地として空爆に晒されたベルリンの街の映像が時折織り込まれる。
結局、主人公の「天使」は人間界に降り立ち、一人のオッサンとして生きていく事を選ぶ。
一緒に観た亀有(かめあり)の友人と、日比谷から銀座を抜けて勝鬨橋(かちどきばし)を渡り、月島(つきしま)を抜けて佃島(つくだじま)に行き、隅田川を眺めて帰ってきた。佃島では盆踊りの準備をしていた。
良い映画を観た後、そぞろ歩くのは気持良い。
亀有まで行って、その友達と呑んでから僕はそのまま常磐線で帰宅。


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