「戦争への意欲」(麦の穂をゆらす風)

映画「麦の穂をゆらす風予告編goo映画 による紹介)」を観た。
アイルランドの、イギリスからの独立を求めての悲しい歴史の物語。
休戦協定が結ばれ、北部を残したままの独立という話に釈然としない、「あくまでも全面的な独立を手に入れるまで戦い続けよう派」の一人は、「ここで戦いを止めたら、二度とここまで戦いの気運が盛り上がる事はない。」と言う。現在の国境を見たり、IRA(反英武装組織アイルランド共和軍)が一部の過激なテロ集団と世間から見られている事を考えれば、それは明らかな意見だったのだが、
「戦いの気運」や「個々人の戦争への意欲」というのは、肉親が殺されたり、家が焼かれたりした事に対する敵への憎しみだったりするので、そこは抑えて、いやそう簡単に抑えられるものでは無いのだろうが抑えてぐっと我慢しないと、悲劇の連鎖は終わらないと思ったり。


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