草餅屋

新井薬師前駅から哲学堂公園の方に歩いた草餅屋
昨日中野の漆器屋さんで打ち合わせで、実家から行ったんだけど一時間ぐらい早く着いてしまって、新井薬師前の駅から哲学堂の方にあるお店目指して「どっか喫茶店でも無いかな〜」なんて歩いていたら、幟が立っている草餅のお店があって、タバコ屋みたいに窓の所で売ってはいるんだけど、店内に一応椅子やらテーブルらしきものがある。
座ってたおじさんに「ここって休憩できるんですか〜?」と訊いたら、「別にできない事は無いよ〜」という不思議な返事で中に入ったら、テーブルの上には色々物が置いてあって、どうやら昔は食いもの屋だったのを店じまいしてから草餅だけ売っている様だった。
「(お茶は)冷たいのが良い?温かいのが良い〜?」「どっちでも良いけどじゃあ冷たいの」「オッケー」とノリの良い、だけどのんびりしたおじさんとお茶を飲んで、閑つぶしをした。
時々前を通る人が草餅を買うので、それをおじさんが向こうの小さな冷蔵庫から(毎日富士の麓の忍野八海から送ってくるらしい)から出すという商売形態。
テーブルの上に将棋盤があったから訊いてみたら、閑だから近所のおじさんと、旅行用の小さな磁石の奴でやっていたら、毎日前を通る近所のおばちゃんが「これ使いなよ」とくれたんだとか。
そのおじさんとのんびりくっちゃべって、それから打ち合わせへ。
あ、草餅の味を書いてなかったけれども(おいしくなくてそれなりならば何も書かないのだが)、洗練された和菓子というのではなく、本当の田舎の草餅という感じでおいしかった。よもぎの繊維が結構手強くて、結構粘りがあってすぐ固くなってしまいそうだったが、そういう田舎のお餅という感じで良かった。
こういう「外観がどうも…」という店はおいしいかまずいか大抵どっちかなのだが、ここは当たり。


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