旧村川別荘へ

先日新聞(千葉版)で読んだ、近くの旧村川別荘での芸大生の彫金の展示をぶらりと観に行く。家から十分ぐらい歩く。
旧村川別荘(我孫子市)での東京芸大生の彫金の展示
別荘には水戸街道我孫子宿の本陣の離れを移築した「母屋」と、別荘の最初の住人、西洋史学者 村川堅固(むらかわけんご)が作った「新館」があり、作品展は「母屋」で行われている様。
旧村川別荘(我孫子市)での東京芸大生の彫金の展示
旧村川別荘(我孫子市)での東京芸大生の彫金の展示
銀座の画廊も良いけれど、こういう自然の中の純日本家屋で鋳物を眺めるというのも良い物だ。
入ってきたおばさんに学生と間違えたのか、「順路はあるの?」と呼びかけられた。最初は自分に問いかけられているとは知らず黙って出されたお茶を飲んでいた、何回か言われてやっと気づき「私に言っているのですか?」と答えたけれども、学生に間違えられるのならば、そんなに悪い気はしない物だ。
せっかくなので、隣の「新館」へ。
旧村川別荘(我孫子市)
大正期の東大の教授というのは相当お金をもらえたらしく(今の国立大学の教授とは大違いだ)、村川堅固は手賀沼を望むこの地に別荘を建てたらしい。
今や、眼下に広がる手賀沼は戦後の食糧難などがあり(色々お話をして頂いた市役所の職員の人によると、手賀沼を埋め立ててそこにディズニーランドを作るという計画まであったらしい。)干拓が進み、住宅地になってしまった。

帰りは上って門から出て、子の神神社(ねのかみじんじゃ)の道を通って帰る。長い壁のお屋敷に緋寒桜(ヒカンザクラ)が咲いていた。
Titikaでチャイを飲んで、暖まって帰る。


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