CLIEのバッテリー交換

いつも持ち歩いている手帳代わりのCLIE(PEG TH-55)(電子手帳みたいな物)の充電式のバッテリーがへたってきたので交換しなければと思っていたら、丁度良い事に、秋葉原のモバイルプラザというお店で、交換用電池の使用モニターの様な物を募集していたので応募した。
製品をタダであげるから、代わりにブログや自分のホームページで製品を紹介してくれよという物なのだが、運良く(というかCLIEなんか未だに使っている人間が少なかっただけなのか)当選して、先々週末にそれが宅配便で送られてきた。
早く交換してみたかったものの、バッテリーを格納している所を開けるネジが、Y字型の特殊な物なので、そのドライバーをまず探しに行かなければならなかったのだ。
近所の電器屋、柏の東急ハンズに行っても無く、柏の駅から無料の送迎バスで行かないととても車を持っていない人間は行く事の出来ない様なホームセンターに行き、ようやく探して買ってきた。
ドライバーも買ってきてさて交換ということで、このページを参考に、ネジをゆるめ、バッテリーを引っ張り出して交換する。
しかしクレイドルに乗せてみたものの、充電をしない(交換したバッテリーを認識していないという事か)。
もう一度ネジを弛めてバッテリーを引き出し、しっかり線を繋ぎ直してもう一度はめようとすると、うまくバッテリーが入っていかない。懐中電灯でバッテリーを格納する部分を覗き込んでみたら、電子回路のあるリボンの様な物が、グシャグシャになっている。
ここで変に、何も分からない自分が試行錯誤して余計大変な事になってもいかんと思い、秋葉原のそのお店まで出掛け、どうしたものか相談してみる事にした。
自分の店で出したもんだし、いくらなんでも「こうしたら良いんじゃないか?」ぐらいは考えてくれるだろう、そういう電子機器いじりは僕より詳しい筈だし。
上野から地下鉄銀座線で末広町に出ると、その店は近い
店に入ると店員が二人居て、その中の一人に訳を話すが、何やらパソコンのキーボードをパチパチしたまま、顔だけこちらに向けて
「うちではバッテリーを売るだけで交換作業の様な物はしてませんし…」と。
実物を持ってきた事を伝えても相変わらずパソコンをいじりながら、慇懃無礼に端から拒否。面倒を持ち込んでくれるなという感じ。
「レビューだとか使用感だとかはどう書いたらいいのか?」と訊いたら「それはそのままで、改善点など書いていただければ尚…」という事だったので、そのままを書き、そして改善点と言えば、「希望する客には交換作業(有料)をしてくれ」「自分で交換作業をするにしても詳細な手順を一緒に書類でいれておいてくれ」という事。
腹が立ったけれども抑えて、ドアを「バンッ」とも閉めず、そのまま近くのソニーのサービスセンターに行き、修理を頼んだ。何万円かかるのか….
値段さえ安ければ、商売をする者として、いや普通の人間としても非常識な事をやっていて商売ができる、それが秋葉原という所なのであろう。
二度とバッテリーを自分で代えようなんて思わないようにしよう。「th-55 バッテリー 交換」で検索したら色々な体験談が出てきたけれども、「簡単だった」と書いてあってもあれは「俺は簡単にできたんだぜ」という自慢話にすぎないという事を認識した上で参考にしないと、痛い目に遭う、という事を今回学んだ。
「慌てる乞食は貰いが少ない」だとか「安物買いの銭失い」だとか色々な格言が頭を回った。


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