鈴木清写真展へ

佃大橋の月島側の袂側から聖路加ガーデンを望む
目覚ましを七時半に鳴らしたのだけどまだ薄暗くて、「四時か五時ぐらいだろ…」と思いながら起きたら、七時半だった。
出掛ける八時過ぎには雨も上がって、日本の諸処の友人から「晴れてきた」のtweetが入ってきたのだけど、日比谷線は東武線での遅れだとかで遅れていた。
甲府での撮影の納品が午前中に済み、「一仕事終わった」と月島の倉庫の店で昼食(とワイン)を済ませ、竹橋の国立近代美術館に行った。
後述する鈴木清(知り合いじゃ無いし物故の人だから呼び捨てで良いよね)の写真を観にきたのだが、ついでだからと麻生三郎なる人の絵を観ていたら、「三十分後、所蔵品展を見ながら近代日本の絵画について解説するから聞きたい人はおいで。」との放送が。
長谷川利行や佐伯祐三や藤田嗣治や岸田劉生の話(「なんでも鑑定団」に出てきて美術館が買い取った1700万の長谷川利行の絵なんてのもあった)を聞いていたら、一時間経ってしまい、二階の鈴木清展「百の階梯、千の来歴」の会場へ。
40代で早生した鈴木清写真展
何か最近鈴木清リバイバルブームの様で、ヨーロッパでも展示をしたらしいし、アサヒカメラや日本カメラでも口絵に写真が載っていた。
看板描きで生計をたてながら、同じ写真学校で先生をしていた大西みつぐさん曰く「いつも風呂敷に自費出版の写真集をぶら下げていた」という人。
「テーマだとかどうでもいいから、観た人の心に何か残せりゃ良いんじゃね?」という事を突き詰めたらこうなるんじゃないか、という写真。
強烈なイガイガの印象を観る方に残す。


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