「情報には敏感に」(グアンタナモ、僕達が見た真実)

昨日撮影の写真の後処理(要はRAW現像)は後で良いという事で、映画「グアンタナモ、僕達が見た真実予告編goo映画による紹介)」を観た。
イギリス国籍のパキスタン人の男達が、結婚式に出る為に故郷パキスタンに帰り、その時アフガニスタンの状況を見に行こうと国境を越えたら、アフガニスタンでアルカイダと一緒に捕まってしまい、英語を話せるという事で、テロリストとして捕らえられ、キューバのグアンタナモ基地に送られて拷問をされるという話。
確かに理不尽な事かもしれないけれど、彼らはイギリスにいて、情報から隔離されていたわけではないし、アフガニスタンで起こっている事を考えれば、不用意な行動だったのかもな、等と思う。グアンタナモ基地での拷問がそれほど過酷に思えないのも、アフガニスタンでの彼等の状況を考えると、爆撃やわけのわからない襲撃で殺される心配もないという意味では、基地に収容されて理不尽な拷問を受ける方が、まだ良いのかとも思う。
とはいえ、これは歴史の中の「拷問」ではなく、今現在アメリカの行っている、進行している人道的な「拷問」である事は受け止めなければならないだろう。
それならば尚の事、自分の意思とは関係なく拷問をすることを強制されている現場のアメリカ軍兵士の精神状態の方が心配になってしまったりするのは、現在自分が(突然いわれもなく拘束されて拷問されるようなことのない)日本に住んでいるからだろうか。いや、情報に敏感で無ければ、自分のとった行動が思いもかけない不幸を自分で呼び寄せてしまう、そんな気がする。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です