「己を知る」(ラストキング・オブ・スコットランド)

京成ローザの客席
映画「ラストキング・オブ・スコットランドYahoo!ムービーによる紹介予告編)」を観た。
仕事も一段落して、「観ようと思っていた『ラストキング・オブ・スコットランド』でも観るか…」と思って今やってるトコ調べてみたら、いつの間にやら首都圏では京成の千葉中央駅側のココ「京成ローザ」だけになってた。それも17:40と20:05の二回だけだし。公開はそんなに前じゃないし、それほど反応が良くなかったのだろうか。でもアカデミー賞だしなあ。写真は上映十分前。
1971年、ウガンダの革命を成し遂げた民族の英雄、アミン。
イギリスはスコットランドで医師の家庭に生まれ、親の期待通り医師の免許を取得した青年。
ある日突然(突然突飛な行動をとりたくなる事は自分にもよくあるし、よく分かる。)青年は、目をつむり地球儀を回して指さしたウガンダに行き、医師として地元住民の為に働く。
ある日、革命を成し遂げた将軍アミンが村に来て、些細な怪我を治療したのが縁で、大統領の専属医にならないかと誘われる。一旦は断ろうとするものの、アミンの人間的魅力・カリスマ性、そして好奇心・興味によってそれを受け入れ大統領の専属医となる。
しかし権力を握ったアミンは、段々と人間不信に陥り、側近の粛正、虐殺へと、独裁者への道を、順当に、登って行く。
けれども独裁者の信頼を一心に受けてしまった青年は、もはや独裁者から離れる事はできなくなっていた。
独裁者、アミン役の俳優がうまく、独裁者のカリスマ性を良く表していて面白い。
自分の守備範囲というか、己をしっかり知って、しっかり自分の所に足を付けて置かないと、フラフラして気が着いたら沼に足を突っ込んで、抜けないなんて事になりかねないし、何も身に付かずともフラフラして戻って来てみたら自分が立っていた所は地面がぐずぐずになっていたり、そんな事を思ったり。
あ、映画は面白かったです。


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