映画「選挙」を観た

渋谷のシアター・イメージフォーラム
映画「選挙予告編)」を観た。
05年の川崎市議会議員の補欠選挙の自民党候補に出ないかと言われ(一応公募という形だが)、切手コイン商をきままに営む山さん(40)が、自民党の川崎市議会議員候補になっちゃった。
その40歳の新人落下傘候補の選挙戦を淡々とカメラは追い続ける。
毎年選挙が来ると、昼寝をしていても仕事をしていても、「○○党の××でございます!」という選挙カー(その「業界」では「戦車」というらしい)の大きな声に「うるさいなー」と思う、あの日本人にはおなじみの「選挙」である。
古くからのドブ板選挙で、彼は朝と晩は駅頭に立って仕事行き帰りのお父さんに声をかけ、昼は選挙カーに乗って名前を連呼し、休日は地元の運動会に行って挨拶をし、先輩議員からもらった後援会名簿に片っ端から電話をし、何とか地元の人の支持を集めようとする。
途中、自民党の後援会のおばちゃんが「公明党と連立を組んでから名簿が回って、創価学会の人から『新聞とってくれ』」と電話が来る様になった。」とぼやいていたり、日本の選挙の色々を映し出していて面白い。
見終わって外に出たら、前の246(ニーヨンロク)を今度の参院戦の選挙カーが通って行った。政策なんか脇に置いといて名前を叫ぶ選挙も結構大変みたいだし、今後は多少温かい目で見てあげようかな。
東京で唯一やっている渋谷のシアター・イメージフォーラム、宮益坂を上がって246を少し行って入った分かり辛いミニシアター。


「映画「選挙」を観た」への1件のフィードバック

  1. うちの実家ではどこの政党の方に投票するか話しますが、バイト先ではその話は一切でません。ちょっとさみしいよね。

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