「ファンタジーと言うには悲しい話(パンズ・ラビリンス)」

昨日はそのまま実家に泊まって、今日、吉祥寺のバウスシアターという、マニアックな映画ばかりやる映画館の更にマニアックな小さなお部屋で、「パンズ・ラビリンス」を観た。
秋頃、大学からの友人に「あれは気に入ると思うよ〜」と言われ、I社の人からも、「あれ良いよ」と言われていて気にはなっていた映画。
それが吉祥寺の小さな映画館で細々上映が続いていたようで、見に行った。
スペイン内戦の中、小さな女の子が生き、そして死んでしまう物語。家の裏に妖精の国を見つけて、時々そちらの世界に行く。
興味津々の妖精の世界も、あまりに悲惨な(周りの大人たちは裏切り裏切られ続け、殺し殺され続ける。)世界からのせめてもの逃走だったのか。
そして少女はピストルで撃たれ、死んでいく。妖精の世界に迎えられながら。或いは薄れゆく意識の中でそう空想しながら。


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