「業」のようなもの


天気が良いので成田まで散歩。帰りにどじょうを買ってきた。
夕飯の味噌汁に入れてやろうと思うのだけど、その前にこいつが暴れまくる。歩いていてもビニールがガサゴソうるさくてたまらないし、食事中はテーブルから転落する。
というわけで帰宅。煮てぐったりとなった奴を、食む(はむ)、食む、ひたすらに食む。
先ほどまでの「生き物」を殺して食す。言い逃れはできまい。ぬるぬるとした触感「食む」、これが人間の「業」なのだと思って。
「障害者」。見た目が「片麻痺(半身不随)」だとか「車椅子」。「ビジュアル的」なものに騙されてはいけない。
「星の王子さま」の言葉、「本当に大切な物は、目には見えないんだよ。」


イラク人質事件について思う事

 イラク人質事件が世間を騒がしている。最初の方の三人について特に。
 僕が考えるのは、「生きて帰ってきたのは良いけれど、これからが大変だろうな。」という事。案の定、早くも「自己責任」論が台頭してきて、人質の一人のNGOの活動家が解放後も、「イラクに残りたい。」と発言した事について、「とんでもない。」「あれだけ迷惑をかけて、何を云っているんだ。」という風潮となっている。
 これらの世論に代表されるように、これからの彼らの一挙一頭足までが世間に監視され、不自由極まりない人生が待ち受けているだろう。