需要と供給の「お暑い」関係


友人の古関万人さんの推薦で、品川のキヤノンサロンSに行く途中。何の騒ぎかと思ったら、今話題の三菱自動車の株主総会でした。
暑い中、ひたすら立っている報道陣の皆様方がいて、それを家で煎餅でもかじりながらボーっと観ている人(私含む)がいる。考えてみればうまくできている。
石元泰博氏の写真展は良かった。もうすぐ終わるけど。
韓国映画「シルミド(SILMIDO)」を観る。(朝日新聞のコラム
「自民族の分断」という歴史が根底にある国ではヒットしても、「『泣ける』映画ではない」以上日本では受けない。…とは云いつつ、悪いけど正直つまらなかった。
それにしても、「軍部の暴走」というのはいつの時代も恐ろしい物を含んでいるんだなと考える私はひねくれもの?
十時過ぎに帰宅したら、朝出した当番の資源ゴミの容器が軒下に入っていた。感謝感謝、と同時に一人暮らしも大変です。


読了


久々に本など読んでみようと思ったが、余りに汚くて寝っ転がるとゴミが体にまとわりついてくるので、使っていない、通称(といっても僕が呼んでいるだけだが)「物置き部屋」に移動。
ここ数ヶ月読んでいたドストエフスキーの「罪と罰」(岩波書店版 江川卓訳)を読み終えた。やっと。厚さ2cm位のが上、中、下に分かれてある。
「バカの壁」を読みたくないという理由だけで、手を出したが最後、つまらぬ意地のために数ヶ月、アヴドーチャ・ロマーノヴナとかアンドレイ・セミョーノヴィチ・レベジャートニコフなんていう覚えにくい名前群に付き合わされた。
しかしまあ、凄い話です。おすすめ(気力と時間があれば)。
「これで終わった。」-最後の一文より-


「演技力」?


芝浦(東京都港区)へ。屋形船と、真新しいビル群と、空港へ向かうモノレールと、汐の香り。
東京都写真美術館(都写美)」にて、トルコ映画「少女ヘジャル」を観る。(予告編はこちら
演技の事は分からないけど、「うまい」とはこのヘジャル役の女の子のような事を云うのだろう。ほとんど台詞がない(トルコ語が話せない)にも関わらず、その存在感(「かわいい」というので多分に得をしている部分はあるのだろうけど)。
ついでだし、館内で先日始まった、「世界報道写真展2004」をさらっと見る。
「グロけりゃ良いのかよグロけりゃ」という感じ。全体に「これで一発名をあげてやる」みたいないやらしさが写真からぷんぷん漂ってきて、「戦争の悲惨さ」なんて言葉は空虚に聞こえる。
ここ数年観ているけれども、明らかに「レベル落ちたな」という感じ。
同じ場所で以前からやっている奈良原一高さんの回顧展の方が数倍良い、と思う。


私信

日芸在学のみぎり、同じ授業をとっていた縁で手伝った映画学科の上乗直子(じょうのりなおこ)さんの卒業制作の人形アニメーション作品「山崎係長解放戦線」が「夕張ファンタスティック映画祭」にて賞を取っていたらしい事を発見。
「どっかの映画祭で賞をとったらしい」という事は聞いていたのだが。
改めてこのページを見るとこみ上げる郷愁(ちと早い?)。
学校のそばの南長崎の木造アパートのじめじめとした一階の部屋で喫煙派と禁煙派(僕しかいない)に別れて(といっても狭い部屋では分煙など名目上の話)作っていた事。
夜(でなくても日当たりの悪いその部屋は暗かった)、入っていくとこの人形達が迎えてくれてかなり気味悪かった事。
とまあ、とめどなく思い出は出てくるのだけど、がんばってください。上乗さん、応援します。
「良いトコ持ってく」のも、能力の一つだと思うし。
取り敢えずアノ臭くて安い煙草はやめた方が良いと思いますが…


梅雨の中休み


今日は、仕事用一眼レフデジカメでテスト撮影。
「世の中は『画素数』とか云ってるけど、ただ高い金は取らんなあ…」と、ある意味当たり前の事を思う。
庭を眺めただけだが、「取り敢えず絵になってしまう」のはさすがというか、恐ろしいというか。