パソコンの無い暮らしも

水曜日ただ一つのiBookが壊れた。
翌日銀座のAppleStoreに行き、修理に出す。修理完了は次の週の月、火曜日だとか。
ま、これも良いか。
ついでに発売になっていた AirMac Expless を購入。これを持っていれば、有線のインターネットを基点に無線LANが構築できるというスグレモノ。
ただいまこれ、Palm(SonyのCLIE)で書いてます。無線LANでつながってますから畳に寝っころがって。こんなんで割と簡単に更新できるのもblog(ブログ)の気楽さ。


行ったり来たり

関東鉄道竜ヶ崎線入地駅
前日から善福寺の実家に泊まり込み、久里浜に仕事の撮影に行くつもりだったが、空が怪しいので中止。
台風がかすめて、関東は「晴れ時々雨」。
我孫子に帰宅して行水つかった(早い話が「昼風呂」)後、ある意味「良い天気」なので「龍ヶ崎」へ個人的撮影。
帰宅後、「べらんめえ!宵越しのフィルムは持たねえんでい!」なんて威勢の良い事を云いつつ現像。
関東鉄道竜ヶ崎線入地駅


「暮らし安心…」

朝、トイレに行って水漏れを発見。すぐさま電話「二十四時間早く行く(CMソング也)」。前にも利用していたので電話番号を云うだけで住所と名前が出てくる。
近隣の営業所からの折り返しの電話「今日は混んでいて…」にイヤな予感を抱いていたら「11時ぐらいに」。
11時前に到着(11時よりか前に来たことにいささかの不満を覚えないこともないが…)「パイプのトラブル8000円…」のCMソング通りだけど、それ以外に材料費とか云って結局15,225円。
クラシアンの回し者でもないし、他の水道業者と比較してみたわけじゃないけど、良いと思う。


暑い…らしいからさ


暗室の "温度管理用の" エアコンが壊れた。久々に暗室作業しようと思ったら気が付いた。
近所に最近できた家電量販店へ行くと、早くても取り付けは一週間後だとか。良いですな。猛暑特需で。
知り合いの日芸の先生は三男氏(幼稚園児)を連れてプールだとか。
午後、友人Uに誘われ東京都現代美術館に、「日本の漫画映画の全貌」を観に行く。
「ルパン三世が乗っていた車の実物を展示することは『日本の漫画映画の全貌』を解き明かすことに如何なる意味があるのか?」なんて深い憂慮に沈む私をよそに、「撮って〜」。
全体的には客寄せパンダ的なこういう代物があって、写真撮影OKで、真面目な昭和初期の漫画映画の資料やらあって、まあ「財政難」に「苦しむ」(ゲージュツを扱ってる公共施設なんだから、儲かるわけがない。それを「財政難」と切り捨ててしまうアノ人もどうかと思うが…)公共美術館としては、これで良いのかなとも思う。


「寂寥感(せきりょうかん)」のようなもの

関東鉄道キハ100系(101)
もはや私の中では年中行事となった栃木県は烏山町の「山あげ祭」に母親と行く。期待に違わず?暑い。この暑い中、缶ビール片手にこの野外劇を観てこそ、夏が来た。という感じがするのだ。
帰り、素直に宇都宮線を上野に行ってそのまま我孫子に帰れば良いのだが、それじゃつまんないというわけで、(PDF書類のJR路線図)宇都宮線を小山で降りて、小山から水戸線に乗って下館、関東鉄道常総線で取手、そして常磐線で帰宅。(ここら辺関東ローカルな話なので、読み飛ばしてください)
母親も抵抗はしつつ、あきらめ顔でついてくる。実は以前母親とこういう旅をしたら、乗ろうと思っていた地方私鉄が廃線になっていたという笑うに笑えないトラブルがあったのだが、今回は廃線になっていませんでした。
JR水戸線の下館駅の片隅のホームにちょこんと停車中の関東鉄道キハ100系(101)
昨今はやりのコンビニみたいな車両を増やすよりも、こう云った寂寥感(せきりょうかん)のある車両を増やした方が良いと思う。都会の人間がここまで来て近代的な車両を見たって仕方ないんだから。「ローカルムード」って奴ですかね。地元の人には悪いけど。


「あっさり」写真の系譜


品川の原美術館で、野口里佳写真展「飛ぶ夢を見た」を観た(ややこしいな〜)。この人、以前から注目してはいたのだが、写真を直接観る機会を逸していた。最近、日芸卒という事を知り、「お、同窓生じゃん。」というのもあり、行ってみた。
僕は最近の若い人にはやりの(という云い方が既にジジイだな)、「あっさり写真」(ブローニーで、カラーで、すっきりした風景を撮って…)というのが割と好きなのだが…
僕は不謹慎?にも、美術館の休憩椅子なんかに座って、「フゥー」と一息つきつつ、ボーっと絵や写真を眺めるのが好きなのだが、余りこういう事には向いていないかも、飽きてくる。
きっとこういう写真はきちんと向き合ってジロジロと凝視する物なんでしょうな。
入ろうと思ったら、日芸写真学科のN先生に会った。この前もお会いしたし、あんまり「久々」という感じはしない。
この美術館、サイトは情報伝達よりも「見た目のデザイン」を重視したFlashばりばりのサイト。だが立地は良く、都会のオアシスの様相。良いです。入場料が安けりゃね。
美術館の入口付近にあった今時珍しい「ピンクの電話」。


アチッ

点けて寝た、豚の蚊遣り(蚊取り線香を入れる豚の形をした陶器)に寝ぼけ眼で指を突っ込んで目が覚めた朝。
最低の寝覚め。
8時から、NHK衛星第二放送で「初恋のきた道中国語サイト)」をやっている。明日は同じ張藝謀(チャン・イーモウ)監督の「あの子を探して中国語サイト)」そして日曜日は「HERO(英雄)」。
実はこの人の作品はあまり好きではない(HERO(英雄)は観てないけど)。何かアジア映画にあって欲しいと外国人が願い持つ「純朴さ」みたいなものを逆手にとって、「さあ泣け、さあ泣け。」と云わんばかりで。
初恋のきた道」の物語は、中国の寒村に住むお婆さんが、死んだ夫の葬儀に、手間と金のかかる古式にのっとった物にしたいと云い出す。その訳は、お婆さん若かりし頃死んだ夫に向けられた一途な愛にあったのだ。という話。
女の子(若かりし頃のお婆さん)が一目惚れした彼(死んだ夫)に自分の作った昼食を食べてもらう(集団作業なので、どの人が自分の作った鉢を取るか分からない)シーンなど、良いように捉えれば、「いじらしいまでに純朴」というのだろうが、クサすぎて「何やってんだバカ」というようにしか思えないんですけど。
他方、「あの子を探して」の方はまだ救われるのだが、中国の寒村(という舞台設定からして観客の涙を絞り出してやろうという下心が見え見えなのだが)の小学校に来た代用教員は13歳の女の子。云うことをきかない生徒達に散々手を焼くが、その中の一人が口減らしに都会に働きに出されてしまい、その子を探しに一人、何の手がかりもなく都会へ出て行き、手を尽くして探すも見つからず、行方不明の放送をしてくれるように頼む為に、テレビ局の前で野宿してると、テレビ局の局長がそれに感じ入って放送してくれるという話。
まあ「んなバカな」という所です。如何にも、中国の国策的映画。でも主役の女の子、かわいい。
私は「山の郵便配達」や「ションヤンの酒家」のが好きです。
内容はともかく、「初恋のきた道」、原題は「我的父親母親」。説明するまでもなく、「私のお父さんお母さん」なのだが、これを日本語訳して「初恋のきた道」とした所は凄い。