渋谷なんてオジサン分かんないよ〜(春夏秋冬そして春)


新宿のニコンサロンにて、「第29回伊奈信男賞受賞作品展 宍戸清孝写真展『21世紀への帰還 IV』」(12月20日まで)「第6回三木淳賞受賞作品展 村上友重展『球体の紡ぐ線』」(12月13日まで)を観る。両方とも、題名から分かる通り、既にニコンサロンによって権威付けされた年度賞だから改めてこんな事云うのもナンだが、良かった。良かったので、何も云えない。「球体の紡ぐ線」の村上友重(女性らしいけど何て読むんだ?)さん、1980年生まれですよ(私は79年生まれ)。
渋谷で待ち合わせて、韓国映画「春夏秋冬そして春予告編)」を観る。あの衝撃的な作品「悪い男」の「キム・ギドク」監督の作品である。
湖の中に浮かぶ小さな庵に住む幼子の成長、そしてそれを見守る老僧。というだけの話(公式サイトのあらすじ)だが、面白かった。
取り敢えず土曜日の渋谷は混んでいた。街は独り者に嫌がらせの様にクリスマスイルミネーションだし。大体渋谷って分かんないんだよ。映画館のあるBunkamuraに行くのも迷ったし。


東京新名所探検


仕事の撮影で、一日にオープンしたばかりの今話題?の東京新名所、羽田空港の第二ビルに行った。これにより、「全日空(ANA)(子会社のエアーニッポン{ANK}も)」と「AIR DO」はこちらに移動する。(関係無いけど、オープンまで流れていたANAの飛行機がピョンコピョンコ踊るCM面白かった。あるはずのない風景が展開するのが何とも男の子心をくすぐるではありませんか。)
モノレール途中の「流通センター」駅にも降りる用があったのだが、いつの間にやら、天王洲アイルと空港しか止まらない「快速」なるものができていて、危うく乗りそうになった。オソロシヤ。
銀座ニコンサロンにて、『張蒼松写真展[家族の記 —台湾大地震から五年]』(12月11日まで)を観る。
台湾地震被災直後の家族を35mmで家と共に撮影した写真。(「被災直後に大変なのに!」なんて輩は置いておいて。)
はっきり云ってよく分からん。なんだか何でも無い様な家もあって、よく見るとどこか壊れていたりするのだが、35mmの撮影で、しかもここまでプリントが下手(コピーかこれは?)だと、じっくり見て何か探そうという気も起きない。五年後の家族を再び対比させているというが、そういう展示でも無いし。
最近、「解説文を読まないと意味の分からない写真」を「報道写真」と云うらしい。
帰ってきて昼寝こいてしまったので、残った仕事をかちゃかちゃ。現在午前一時。
午前四時、朝刊が来た。
仕事が終わって空港第二ビルを見学。平日の午前中にも関わらず寒空の下。


「意外にも」面白い

高校時代の友人、雨路生笑子(うろおえみこ)さん(ややこしい名前付けやがって)が小説を出した。「針鼠(新風舎文庫 630円)」。それをやっと今日読み終えた。
出版社の名前を見て気付くかも知れないが、自費出版の会社。
「本出したから見て〜」なんてのは大抵、自己満足でつまらないと相場が決まっているのだが、「意外にも」と云ったら悪いが面白い。冗長(余計な事をグダグダ云う)の気がないとは云えないが。
しかしまあ、彼女が小説を書いていたとはねぇ…
有名になったら自慢したろ〜。


埼玉辺境巡り


最初にダ埼玉の辺境にお住まいの方に謝っておこう。ごめんちゃい。(まあこう云っておけば何を云っても良いだろう)
仕事の撮影にて、高崎線の鴻巣(こうのす)で降り、バスで(比企郡)吉見町(よしみまち)へ。役場からタクシーで目的地に行き、そのまま鴻巣駅へ戻り、三十分後のバスを待って、今度は東武線加須(かぞ)沿線情報)へ。でそこから越谷(こしがや)方面に行こうとしたら東武線は一時間に三本。あ〜疲れた。
吉見町にて、タクシーを止めてもらい一枚。秩父の山々。