高級マンション萌え


今日も今日とてドサ回り。西荻窪の実家に泊まって、朝もはよから藤沢(鎌倉の近所)に。午後は北千住(東京都足立区)へ。
こう毎日朝から出かけなくちゃいけなく(普通そうなのだが)なって来ると、都心の高級マンションってのも楽で良いなあなんて思ってくる。
…なんて事を考えるというのが既に病的。
下北沢から小田急線で藤沢に行こうとしているのだが、長い。しかも町田に行く人なのか下りなのに混んでる。こんなの毎日実家から四年間通っていた妹って、アホじゃないの。
行きがけに通った朝の東女(東京女子大学善福寺キャンパス)。


高級マンション疲れ

仕事で最近、方々の最低八千万、平均一億という都内の高級マンションという奴に伺っていて、買いもしないのに部屋の中まで見て廻っているのだけど、いやまあ凄いですよ。
不思議なことに上の階に行けば行くほど高級で(地面に近い方が良いじゃんと僕は思うのだが)、上の方になると集合住宅なのに二階建てになっていたり、屋上があったり、そしてお風呂は前が全面ガラス張り。昼は隣の森(大学やら公園)、夜は都心の夜景が望める。玄関にはホテルみたいなロビーがあり、受付の人(執事みたいなの)が常駐している。
で、こんなのどういう人が買うんだろうと思ったら、ホテルみたいな玄関に黒いクラウン(なのがちょっと減点)で乗り付けて、運転手を車の中で待たせて、見に来たのは中年の夫婦。奥さん着物で、全身から溢れる「富裕層」オーラ。見終わって帰って来ると黒いクラウンは玄関前にスッと出てきて、運転手が降りてきてドアを開ける(「MKタクシーみたい」と庶民は思った)。そして立ち去る「富裕層」。
人には色々な幸せの形があるけれども、今、その時に「幸せ」と言えるのが一番幸せでると思う。そういう意味で言うと、我孫子の平屋で、適当に働いて、偶に自分の作品作って、幸せです。
そして、図書館で借りてきた落語のCDでも聴きながら、畳に寝っ転がって、最高に幸せですよ。


土曜午後六時半のファミレスレポート

昨日終わらせられなかった仕事の残りを片づけ、午後は五月の写真展の為、暗室作業。
流しが塞がって、夕飯は近所のファミレスに来た。
ちと早めに来たのに、早くも玄関は家族連れで一杯。違和感アリアリ。
昔父方の実家に行くと、いとこが十人ぐらい居て(みんな僕より下)、酒を呑んで盛り上がるおじさん、おばさんを横目に中学生ぐらいの僕は「ピーギャーピーギャー、ドタバタドタバタ。」の小さい子達のお守りをさせられていていたのを、思い出す。


食べるのが遅い

朝、築地の会社に用があって行った。
始めて「朝のラッシュ」というものに乗っかってみたが、疲れた。毎朝あんなモンに揉まれてなんて、やってらんないよ。
もっとも、あんな人を押し退けなければ先に進めない状況では、如何に温厚な人でも心がささくれ立たない訳がなく、それに耐えて精神の安定を養うには良いかもしれないが。
用事を終え、まだ空いた定食屋で金目鯛の煮つけを食う。
後から入ってきた人が、次々食事を終えて出て行く。


「愛について」(うつせみ)

映画「うつせみ予告編)」を観た。
「魚と寝る女」「悪い男」「春夏秋冬そして春」「サマリア」の韓国のキム・キドク監督の最新作(と思ったら予告編で夏の終わりに公開の「弓」なる映画が出ていた。)。
キム・キドク作品の衝撃的な世界に慣れ親しんでいる向きには、最近の作品は衝撃性(「訳のわからなさ」とも云うのだが)としては弱まった感じだが、精神的な衝撃性は健在である。
女は自分の理想の男を現実の男の後ろに観る。結局、男女の愛なんてこんな物かもしれないな。何だかんだ云っても、凄い映画です。そして、凄い監督です。
そのまま同じガーデンプレイスの中にある東京都写真美術館で「私のいる場所—新進作家展vol.4 -ゼロ年代の写真論-」を観た。こういう、現代美術みたいな写真を観るといつも思う。
たかが、写真なのにさ。
って、駄目?


昼寝したら夜十時


再び深夜。昨日に引き続き仕事の撮影で、品川から京浜急行に乗って数駅行っておりました。
朝は十時としてもらったのだけど、三時頃帰宅したらやはり疲れて眠って起きたら夜十時。
そして今に至る(二時十分)。
今日の目的地は各駅停車しか停まらない駅で、途中で羽田空港に行く電車の通過待ち。でものんびりしていて良い。田舎から上京していたら、京急沿線に住みたい。


起床報告

六時に起きられました、なんとか。
起きてケータイつけてみたら、昨日深夜の日記を見た人から目覚ましメールが入っていた。でも五時って …早いよ。
ノソノソ起きて、朝風呂入って目を覚まし、準備をして、七時半のバスで我孫子の駅へ。
今日の撮影の仕事は青山で、表参道の駅で待ち合わせ。我孫子始発の地下鉄千代田線(常磐線各駅停車)では楽に座って、後は表参道まで、柏や松戸で乗って大手町や霞ヶ関で降りる方々を眺めつつ、こうやってブログを書いていれば良い。
つくづく我孫子とは良い所だ。つくばエクスプレスが開業してからは、なおの事。


幽玄の世界再見

渋谷のユーロスペースにて、川本喜八郎の過去の人形アニメーション作品のレイトショーを観た。
ユーロスペースが道玄坂の方に引っ越してから始めて、パンフレットの地図を見ながら行ったのだが、
要はホテル街じゃん。こんな中をキョロキョロしながら歩いて、親兄弟には余り見られたくない姿だな。
今夜上映される作品の内、三作品は、中学時分ビデオも買って、何度も見ているのだが、やはりスクリーンで観たくて、来た。
やはり一番の秀作と思うのは「道成寺」で、平面的な背景に、抑制された動きの人形が怪しく、美しい。
中国で作られたという「不射之射」は、良い意味で土臭い、埃っぽい雰囲気に川本氏の人形が透明感を抑えてとけ込んでいて、思わぬ収穫だった。黒澤明の「デルス・ウザーラ」の様な。と云えば良いのか。
とか何とか云いつつ明日は朝から仕事の撮影で、六時起き。果たして起きられるでしょうか?請う御期待。