猫昼寝中


結局自分が寝る時は外に出して寝て、朝になると再びみゃーみゃー言ってきたので家に入れてやって朝飯を食った、猫は煮干しを、僕は赤飯を。
蒲団をめくって、畳の上に段ボールのベッドを出してその中に入れたら、すやすや寝ている。呑気なもんだ。
僕は昨日やっつけておく筈だった仕事をやっている。


猫に根負け

なんか近所を歩いていたら、野良猫がまとわりついてきて、ミャーミャー鳴く。家に入ろうとしても足にまとわりついて、ドアが閉められない。
家に入れないので、縁側に座って、多少遊んであげる。このまま居てもどこか行く気配は無いようなので、町内一周(時々小走り)して逃げようとするも、やはり駄目。
結局根負けして、家の中に入れてやる。

家の中に入れてやったらこいつが暴れる暴れる。ちゃぶ台の上の書類はまき散らすわ、机に上ってキーボードの上を歩くわ…

結局机の下のここが気に入ったようで。
冒険に付き合っていて気が付いたら七時半。@CHaTの人々に「どうしたら良いだろ?」と言っていたら猫を飼っている人曰く、飯食わせたらおとなしくなるだろう、と。

近所の24時間営業のスーパーに行って、犬・猫用の煮干しの袋を買ってきて喰わせる。見ていた人曰く「凄い食欲」らしい。腹減ってたのかな?水も飲ませたら、おとなしくなった。ようやく自分の食事。
結局今、膝の上で寝ています。
先程しつらえた段ボール箱にタオルをつめたベッドから脱出して窓の方に行きたがるから雨戸を一枚だけ開けたらひょいっと外へ。寝るのはやはり戸外が良いのかな?と思って閉めると、数分して帰ってきて、窓をガリガリ。トイレを外でする事ぐらいは知っているのかな?
その後段ボールベッドに移したら、なんかきょろきょろしてからなじんで寝てます。おやすみなさい。


「絡み合う人々」(クラッシュ)

映画「クラッシュ」を観た。
アカデミー賞を色々獲ったという、人種差別を扱ったアメリカ映画。
特に観る気もなかったのだけど、最初は「なぜ(他の特定の作品が)アカデミー賞をとれなかったのか分からない!」と言っていた@CHaTのニッキさん(ニュージーランド在住)が観てみてから「やっぱりあれは凄い、アカデミー賞にふさわしい映画だ。」と言っていた(まあ節操無く前言を覆す人ではあるのだが)ので、興味もあるし、銀座では丁度今日までだったので。
感じとしては、数年前に観た「マグノリア」に似ている。様々な人々、人種が渦巻くアメリカの各々の群像。良くも悪くも絡み合う人々。観た後からシーンの一つ一つがよみがえってくる、秀逸な作品。


「世代交代」(お茶漬の味)(麦秋)

昨日、池袋の新文芸坐にて、小津安二郎の「お茶漬の味」と「麦秋」の二本立てを観てきた。
小津映画に出てくる俳優の台詞は、概して自然ではない。悪く言えば棒読みのような感じでさえある。だからと言って、演技が下手という訳ではない。自然な演技がうまい演技とされているような昨今、そんな事を思う。
「麦秋」は観た事のある小津映画の中でも一番好きで、何度も観ているのだが、確かスクリーンで観るのは始めての筈。「お茶漬の味」は始めて観たけれども、小津作品の家庭的なイメージからは意外かもしれないが、珍しく(僕の観た事のある作品では恐らく始めて)夫婦をテーマにした作品。
「麦秋」は、親から子、孫への世代交代の寂しさのようなものが訥々(とつとつ)とした語り口で進んでいく、そんな作品。
映画の後、新宿は歌舞伎町の焼鳥屋に六本木で働いている大学の友達を呼び出して食べてから、新宿のゴールデン街のバー「K」に写真展の案内葉書を置きに行き、呑む。あ、四月から始まったNHK夜のコント番組「サラリーマンNEO」を観そびれた…


取り敢えず自分に酔う

只今朝九時。信濃町駅前の喫茶店で、朝飯を喰っています。
今日は打ち合わせもあるのでPowerBookと撮影一式を持って、朝のラッシュを、出てきました。重い…
そして優雅に、サンドウィッチとアイスティーを食べながら折角持ってきたので広げているノートパソコンのキーを叩く俺は外資系のビジネスマン?(スーツ着てないから周囲からはどう見てもそうは見えないのだけど、自分でそう思えればこの際良いのだ。)


芋煮

一昨日ちょっと撮影(今回は都内の近場)に行って、後はのんびりと思っていたら、明日そこから紹介して頂いたD社に打ち合わせ(というか顔合わせ)に行く事になり、打ち合わせが四時からなので「午前中は良いよね?」という事で撮影が入って、何が辛いってD2xと、レンズ二本と、それと打ち合わせの為PowerBookを持って行かなければならなくなった事です。
という事で一昨日撮影した写真を補正して修正して、本日夕方納品という事に相成りまして、エッサホイサとやりながら、日曜日に沼向こうの農家の人から買った、里芋を煮ているというわけです。納品に出掛ける時は火を止めて行くので、帰ってきたら丁度味が染み込んでいる事でしょうなんてほくそ笑みつつ。


「ファンタジー」(かもめ食堂)

柏に出て、映画「かもめ食堂予告編)」を観た。
何だか最初から小林聡美はフィンランドのヘルシンキに食堂(レストランでは無いらしい)をオープンしているし、何だか客は居ないけど店主(小林聡美)はどっしり構えていて、変なガイジン(というか現地の人なのだが)が来て、そこに変な理由で片桐はいりが居候してきて、んでもってもたいまさこが来て、また変なオバチャン(現地の人)が来て、要は、のんびり進んでいく、大人のファンタジー。
大体何でいきなりヘルシンキに食堂を出そうなんて考えたか分からないし、そこに至る壁、葛藤があってしかるべきなのだが、一応劇中でも煙に巻かれる返答が用意されていているのだが、そんな事はどうでもいい、最初から最後までフワフワしているのです。
映画を観て、「あー、観た。」という満腹感を味わいたい人にはお勧めできないが、なんか良い気分になって帰る事のできる映画一本。


なんやかやと一段落


仕事の撮影も一段落して、来月の写真展の為の現像(紙焼き)も土曜日に終わり、スポッティングをして、額装をしてもらうため、早稲田の会社に預けに行こうと、常磐線を南千住で降りてから都電三ノ輪橋の電停まで歩き、そこから早稲田まで全線走破。時間に余裕がないとできないワザだけど、今日はのんびり「チンチーン」雨の中を「ガッテンゴー…」。
額装を頼む予定の山之手写真製作所は、以前コニカミノルタプラザでの写真展の時も紹介されて頼んで居たので、今回も。と思ったら、早稲田から中野に会社が引っ越していた。早稲田から中野まで、地下鉄東西線で。
その後、中野から地下鉄東西線に乗り、飯田橋で地下鉄有楽町線に乗り換えて築地の会社(最寄り駅は新富町駅)にお届け物。
そのまま写真展をやる京橋の画廊に行って、打ち合わせなど。
これで一段落して、明日から我孫子でのんびりできる。畳に寝っ転がって新聞を読んだり、落語を聴いたり。
都電荒川線終点の早稲田駅