鹿島鉄道に乗る

昨日の日曜日は茨城県のローカル私鉄、鹿島鉄道乗り放題の切符が100円になる日だったので行ってみた。
鹿島鉄道は今、廃止の瀬戸際にあり、存続させようという有志の募金から差額を出す形で、乗り放題のフリー切符が100円という形にしたとの事。
鹿島鉄道石岡駅のホーム
常磐線に接続する石岡駅に行くと、ホームは既に混雑。
鹿島鉄道キハ432
発車三十分前でもこの状態。夏休み最後の日曜日とあって、子ども連れが多い。

ホームに下げられた「沿線釣り場案内」の看板、手書きのカロリーメイトの絵が。
鹿島鉄道キハ432の車内
走り出した列車。ガタンゴトン。
鹿島鉄道鉾田駅
終点の鉾田まで行った物の、やっているというお祭りは昼頃では何も無く、途中の玉造町(たまつくりまち)の駅にある食堂で何か食べられるというので戻ろうと思ったらホームはこの有様。案の定車内では身動き取れず。
途中の割と大きな駅、玉造町で降りる。降りる時車椅子の人が居て、その人を先に降ろそうと職員の人が右往左往していたら、後ろの鉄道オタクとおぼしき二人組のカメラ持った男共が「早くしろ」だのブツブツ。腹立ったのでかかとでけっ飛ばしてやったけど、どうしてああいう人種というのは自分の事しか考えないというのか、バカなんでしょうねえ。
鹿島鉄道玉造町駅
次の列車に乗って常磐線との接続駅、石岡に戻ろうと思ったのだけど、鉾田から来た列車は再び混んでいたのでそのまま見送って腹も満たしたしこのまま帰るのも何だし(二時半)隣の「浜」駅まで霞ヶ浦の湖畔をぶらぶら歩く事に。(地図
鹿島鉄道沿いの霞ヶ浦の風景
腰が痛い(昨日少々お仕事で、三脚とカメラを担いで歩いたのが応えた。)ので湖畔に出ると少々休憩。向こうに見える二つ頭のある山は筑波山。
そのまま「浜」駅まで歩く(路線図)。
鹿島鉄道沿いの霞ヶ浦の風景
「浜」駅は小さな無人駅。湖畔を歩いていると駅が見える。
鹿島鉄道浜駅
二十分ほど待つ。湖からの風が心地良い。
鹿島鉄道浜駅
やっと列車が来る。


醤油さし


グッドデザイン賞の候補作品を展示したGDP2006に今年も行く。
「想い出の名車」みたいなコーナーで。

歴代大賞作品の中に、醤油さし(キッコーマンの)を見つける。僕はこれを三本揃えて全て常に醤油を入れておき、順送りに使っている。
醤油さしに醤油が無くなった時、一々瓶から醤油をつめるのは、余り楽しい作業とは言えないから。
これは別のデザイナーの、新しい醤油さし。


「The Sun」(太陽)


映画「太陽(アレクサンドル・ソクーロフ)(予告編)」を観た。イッセー尾形が昭和天皇を演じる映画で、海外の映画祭では絶賛されたものの、内容がヤバくて日本で公開されるのかと言われた映画。
ソクーロフ作品は難解だ。と言われるのも、確かにそうかもしれない。外国の観客は日本の歴史、その天皇の戦前・戦後の立場。それらを予備知識として知っていないとついていけないのだから。
しかし数年前、この作品とシリーズを同じくする、「モレク神」を観たのだが、美しい幻の様な映像の中で予備知識は意味を無くしていたような気がする。予備知識があればあったでまた違うのであろうが。
そういう意味で、否応無くこの映画に対する予備知識を埋め込まれている、いやそれ以上の感情も人によっては持ってしまっている日本人は不幸かもしれない。
劇中、普通の人々は天皇が連合国司令官に会いに行くとき以外出て来ず、話の殆どは天皇の邸宅内だけで進行している。これは、この映画を社会的な次元に引きずりおろさない事に貢献している。
日本で唯一(ここが始めても何もなかった{右翼の街宣車が突っ込んで来るとか}ので、他でも上映されはじめたが。)上映されたここ銀座シネパトスは、今回初めて来たのだけど不思議な映画館で、三原橋(地下鉄の東銀座駅)の通りの地下にあって、時々上を走る車の音がする。静かなシーンでこれが鳴り響くと興ざめではある。入り口は通りから少し入った所にちょこんとあって、見逃されないように入り口に入るところに看板が立っている。
帰りに近くのニコンサロンに行ったら、日芸に居た韓国から来た留学生の高恩晶さんが写真展をやっていた。太ったと言われてやせ気味の僕としては嬉しいけど、この間も大学の友達と呑んで言われていて、複雑な気分。


美術館と煙を見た


前も行ったのだが人が多かったので、再び上野の国立博物館に『プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展』を観に行ってきた。半世紀ぐらい前に、日本人には見過ごされていた江戸時代の絵を多く集めたアメリカ人「ジョー・プライス」さんのコレクションなのだけど、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の作品を集めた展示室に人が集まっていて、他は結構閑散としている。明らかにこの展覧会の趣旨?を忘れているな。
竹橋の国立近代美術館で「モダン・パラダイス展」なる展示をやっているのを見て、行こうと思い出てみたら、黒い煙がモクモク… 大きくて近そうだったので何かあそこら辺の建物でも燃えたのかな?と思ったが、家に帰ってニュースサイトを見回してみても何も出ておらず。
「モダン・パラダイス展」は、その名の通り近代美術の作品を一堂に会した展覧会で、パラダイスという位だから要はごちゃ混ぜなのだが、モネやゴーギャンの西洋絵画あり、藤田嗣治の戦争画あり、現代絵画あり、日本の写真作品あり、それらを時代というくくりで無理矢理にでもまとめてしまったのは、面白かった。
途中、見張りで座ってる女性が年配の客に「写真作品の前に書いてある『ゼラチンシルバープリント』って何?」と訊かれて答えに窮していたけれども、要はフィルムを使ったフツーの白黒写真って事です。今はデジタルだとかインクジェットだとか色々あるからね。以前ヨドバシカメラの写真用品売り場でもそんな事を訊いている客が居て店員は答えに窮していたけれど、
これまではアナログ写真が「普通」であったのだけど、今やそれにもっともらしい名前を付けなければいけない時代になったのです。残念ながら。


球児達の夏’06

今日は甲子園の決勝の日。駒大苫小牧と早稲田実業の戦いに手に汗握る…わけもなくボーっとしていたら、延長戦になりやがった!四時からの「ラジオ名人寄席」はお休みだと!
田舎に居た時など、なんとかこじつけて(愛媛は良く行くからとか、福井は選手の顔が純朴そうだからとか。)どちらかを応援していたけど、決勝は何よ!生意気でガラの悪い成り上がり(昔は名前に「早稲田」が付いているだけで○カで有名だったけど野球が強いというだけで偏差値が上がってきたから選手は負けたら退学勝てば早稲田に行けるというので奮い立つ)早稲田実業と、「強けりゃ何しても良いんだろ」とばかりに酒は呑むは暴れるはと乱暴狼藉で有名な駒大苫小牧。どっちを応援しろって言うの。
あぁ、僕の「畳に寝っ転がりながら落語を聴く」タイムを奪わないで〜(泣)


帰省旅

月曜日から昨日まで三日間、父親の実家に行っていました(母親も)。
月曜日、高崎駅で上信電鉄というローカル私鉄に乗り換え、
上信電鉄高崎駅
上信電鉄上州富岡駅
上信電鉄上州富岡駅
上州富岡駅で降りる。
富岡製糸場
父親は駅近くの友人の所に寄るというので、母親と近くの富岡製糸場へ。
ツアーに混じって、講談師みたいにしゃべるボランティアの人の解説を聴く。
群馬県甘楽郡甘楽町秋畑
群馬県甘楽郡甘楽町秋畑
翌朝、畑に行ったお爺ちゃん。
群馬県甘楽郡甘楽町秋畑
近所の川。


物欲に振り回される


ただ今、帰宅途中、夜八時の常磐線。
昼過ぎ、柏のビックカメラにWillcom(昔DDI-pocketといったPHS)のパソコンとケータイが一緒の様になった新製品、W-ZERO3[es]を買いに行く。
以前から欲しかったのだけど、さして今購入する必要も見つからず放置していた(つもり)なのだが、ホームページを見たりメールを見たりがこのケータイみたいなのでできるなんて良いじゃないですか!
「仕事の為だ、仕事の為だ。」と念じつつ、購入していそいそと帰ったものの、Macとのデータの受け渡しにカードリーダー代わりに使おうと思っていたデジカメが使えない。結局別途カードリーダーを購入するしかないかと再び電車に乗って秋葉原へ。それはあったけど他に欲しいと思っていた仕事用一眼デジカメとそいつを繋ぐUSBケーブルが品切れで、三つ隣の錦糸町のヨドバシカメラへ。
そして今帰途。何やってたんだろうワシ。
我孫子駅のポケモンスタンプラリーの台、夏休みの土日ともなると混雑。今年も首都圏のJRは子供がチョロチョロ。とは言え僕にも後ろ暗い過去(スタンプラリーぐらいで大袈裟だけど)が無いわけでも無いのです。


花火を見る

我孫子の手賀沼花火大会を庭から見る
昨日は手賀沼花火大会だった。友人夫婦とその友達と、縁側で花火を見た(写真に入っている花火は向こうの会場の物。手賀沼花火大会は手賀沼の柏側と我孫子側の二カ所で打ち上げられて、我孫子側はよく見える。)。呑んでそのまま寝て、今朝は何かみんなでわいわいがやがや朝食を作り、船戸の森の中の喫茶店「小綬鶏(こじゅけい)」に連れ立って行くものの、九月まで改修中でお休みだとかでそのまま帰って冷やしておいたすいかを食べる。