気にはなっていた喫茶店に

知り合いが近くの病院に入院したので、お見舞いに近所の園芸店で花を作ってもらう。

その後実家へ。
実家の近所に、どこで遊んでいてもそれを目印に帰れば良いくらい(今考えると子供の頃の行動範囲なんて本当に狭かったんだなあ)どこからでも見える大きな木があって、その前に確か高校ぐらいの時にカフェ(喫茶店)ができた。
一度も入った事が無かったのだけど、こないだ入ってみたら、解放感のある良い雰囲気の店で、また寄った。「Kanon(カノン)」。
西荻窪のカフェ「Kanon(カノン)」
アールグレーを飲んで、新聞を読んだ。


くすんだ橙色の金木犀


駅まで歩く道の途中の家の古い塀の上は、苔むす深い緑色に金木犀の花が散って綺麗だったので「今度カメラを持って通ったら撮ってやろう」と思っていたのだけど、今日通ったらもう金木犀の花は終わって、塀の上にくすんだ橙色の金木犀が多少散っているだけだった。


結構体が覚えているもんだ

今日久々にフィルム現像をした、一年ぶりに。ダークバックの中でフィルムタンクにリールをなんてちゃんとできるかなと思っていたけれども、結構体が覚えているもんだ。ちゃんと巻けました、そして現像できました。
使い終わった定着液を入れた先が、4.6リットル原液の入った現像液のタンクだった他は…


「おくりびと」について

一週間ぐらい前、映画「おくりびと予告編goo映画の紹介)」を観てきたのだが、方々で「ありゃ良いよ」「近年稀にみる佳作」等という評価を聞くにつけ、そうなのだろうか?と思う。
「おくりびと」は東京でチェロを弾くオーケストラの団員にまでなったものの、突然オーケストラが解散になってしまった本木雅弘が、故郷山形に妻(広末涼子)と共に帰って、山﨑努の下で納棺師として働き始める物語。
「納棺師」とは葬儀屋ではなく、葬儀をする為、布団の上の遺体を、体を拭いて着物を着替えさせ棺に納める仕事をする人。
皆が嫌がる仕事をして、自分の仕事を理解してくれない妻との関係に悩みつつ、小さい頃から世話になったおばさんを見送り、自分を捨てた父親の死を聞き、葛藤しつつも結局自分が行って「旅立ちのお手伝い」をする事を決心する。
内容はそれだけなのだけど、それら全てを極めて感情的に演出する事で、ドラマチックで壮大な物語に仕立て上げる。そういう映画にしか私には見えない。
こういうドラマは「何かあった」様な気がするけれども、面倒なところを避けて都合の良い様に物語を進めているから、その感動は薄っぺらい。
本木雅弘は夢破れて故郷に帰ってきて、取り敢えず妻も居るし、田舎で東京帰りが職に就かずふらふらしてる訳にも行かず、山﨑努の納棺会社?に入る。
しかしそれは狭い田舎での事、東京に行った本木雅弘が帰ってきて納棺師をやってるなんて噂はすぐに広まる。
道を歩いていると同級生が奥さんと子どもを連れてやってくる。近づいて同級生の子どもに話しかけようとすると、無理矢理脇へ連れて行かれその同級生から本木雅弘は「お前がそういう仕事やってるって、もう町中の噂だぞ。」と小声で告げられる。
凄く印象的なシーンなのだが、その後は、周囲の白い目→妻の無理解 に話がすり替わって、妻が夫の仕事に立ち会う事によって、何となく夫の仕事を誇りに思う様になって、万々歳。
妻が夫の仕事を理解したとしても、町の人や親戚を納得させる事は別問題なんじゃないの?と思うのだ。
見ていて思ったのだが、山﨑努という人の物を食べる演技というのは凄い。ムシャムシャ、ガツガツ食う。
いや決して映画としての評価が低いわけではなく、皆が諸手を挙げて賞賛するので、「それほどでは無いのでは?」と思った。


カモミールの芽が出てきた

新聞紙を突き破って出てきたカモミールの芽
ハーブティーを飲もうと、庭の畑でカモミール(ジャーマン種)の栽培に乗り出した。
インターネットで栽培情報を探してみたら、蒔くのならお彼岸過ぎが良いと書いてあったので、ホームセンターで種を買ってきて、近所の園芸店で腐葉土と石灰を買ってきて蒔き、種の袋の裏に書いてあった通り、新聞紙を上にかぶせておいた。今日見たら、新聞紙を突き破って芽を出している奴が居た。もう新聞紙は全て取り除いた。


下町徘徊


起きて、洗濯して、干して、机に座って細々と… どうも部屋中酒臭いなあ、と思ったら湯呑みに呑みかけの焼酎のお湯割りがあった。
家を出る。常磐線を南千住で降り、小塚原刑場跡を横目に少し歩き南千住のバス停から東京駅行きの都バスに乗ると、馬喰町(ばくろちょう)の目的地「FOIL GALLERY」にて、長野陽一写真展「シマノホホエミ」を観る。
大西みつぐさんの写真を目当てに一週間ぐらい前に行った喫茶店が向島にあって、
写真はともかく、エゴン・シーレアンドリュー・ワイエスの画集のある本棚があって空間として良い所だなと、お茶でも飲みながらそれらを眺めたく、また寄ってみようと思っていたので、
馬喰町から乗ったバスを今度は途中の駒形橋で降り、雷門まで歩いてバスに乗って、向島で降りた。
その「アート&カフェ こぐま」は、今日が丁度大西みつぐさんの写真展の最終日で、夕方御本人がいらっしゃって、色々お話をした。
大西みつぐさんとゼミの卒業生と向島の「アート&カフェ こぐま」にて
綜合写専の大西さんのゼミの卒業生の女性と、一緒に来ていた男性と記念撮影、やはりゼミの卒業生らしい他の女性に撮ってもらった。
南千住駅を降りてバス停まで歩く。休日の一杯呑み屋。


ビックカメラはもういらない?

買って半年しか経っていないのに、microSDカードがおかしい。パソコンの中のファイルをコピーしようと、付属のアダプタで普通のSDカードやminiSDカードの衣を着せてカードリーダーに入れると、決まってライトプロテクトがかかってロックされ、書き込みができなくなってしまう。
もう数カ月間こんな状態なので、保証書を持ってビックカメラ柏店に行く。
すると売り場の姉ちゃん、「当店では初期不良なら対応できますが、こういうのはメーカー保証ですから直接メーカーに…」とマニュアル通りみたいな事を言う。
「じゃあここから送ってくれりゃ良いでしょ?」と言ったら、なんか偉い人みたいのが出てきて、結局新品と交換してくれる事になった。僕は只、メーカー保証だか初期不良だか知らないけれど、そっちの都合はそっちで処理してくれと言いたかっただけなんだが。
大体「壊れて持って来られてもウチは関係無いから帰ってメーカーに郵送しろ。」って、無責任じゃない?
少し前までは何とも思わなかったけど「買った後は知らんよ」ってんだったらアマゾンやらインターネットで買うよ、楽だし。
こういう時頼りにしようと思って、手間と時間と金をかけて、更にインターネットよか高い値段(売り場の家賃もあるし、何か聞くと「少々お待ちください」と言って消えるバカな店員を養っているんだからしょうがない。)の商品を買おうと言うんだから、こんな今時木で鼻をくくったような対応をしてちゃ駄目だと思う。