大西みつぐさんのお話

既にここで話ししていた、大西みつぐさんのお話がアップロードされた。
こちらのPhotoScramble(フォトスクランブル)のサイトから、或いはこちらから直接ダウンロードする事もできる。
「日中シンクロの仕方」だとか「カメラバッグの中を見る」だとか、普段は写真という技術の初心者が、写真をきれいに撮るという話を毎週している(僕自身は技術を習得する事がつまらない等というつもりは毛頭無い。幾ら清い志で写真に取り組もうと思ったってそれなりの技術が無ければできないし、いつかは行き詰まってしまう事は確かなので。)番組で、今回は異質。
だけれどもこの番組(ポッドキャスト)をiTunes登録してもらえれば毎週自動的に新しい内容がパソコンにダウンロードされて、偶にはこういう「(技術は置いといて)写真を撮る姿勢」の様な話があるかもしれない。
今回の番組を聴いて、どんな田舎であれ地元を丁寧に記録して行こうという人が出てくれると嬉しいのだが。


甲府へ

中央本線より望む紅葉と甲府盆地
一昨日の24日、甲府の消防署の撮影に行ってきた。
中央本線で高尾を抜け山地に入ると雲が立ち込めてきて嫌だなと思っていたが、長いトンネルを抜けて甲府盆地に出ると晴れ渡り、その後も天気が下り坂になる事もなく、気持ち良く撮影できた。
元来の不人情な性もあって、鈍行を乗り継いでの貧乏旅行ならばお土産なんて荷物は背負い込まない事にしているのだが、今回は特急で帰るので、泊まる西荻窪の実家に定番の信玄餅を買ってきた。


砂町でブラタモリごっこ

一昨日の祭日、砂町(江東区)の文化センター(石田波郷記念館)にて、写真家の大西みつぐ参考)さんと評論家の川本三郎(参考)さんの対談を聴きに行った。
大西さんに、僕が以前写真展をやった時にインタビューされたPhotoScramble(フォトスクランブル)というPodCasting(ポッドキャスティング・iTunesに登録しておくと新しい回が加わる毎に自分のパソコンに入ってくるラジオ番組の様な物)の番組、の中で話をしてもらったら面白いんじゃないかと思い、そのPhotoScrambleにほぼ毎回出ている友人の古関さんにICレコーダーを持ってきてもらい、川本さんとの対談の前にお話を聴く事になった。
会場最寄り駅の西大島駅で古関さんと待ち合わせ、雨も止んできたので、文化センターまで散歩。
途中田舎のジャスコみたいな大きなショッピングセンターがあり、前の信号に「小名木川駅前」と書いてあったので、「え、どこに駅が?」と言ったら古関さんがiPhoneの東京の諸処の地図を年代を追って調べられる古地図のアプリで調べてくれ、どうやらここは総武本線から東京湾へ伸びる貨物の線路(越中島支線というらしい・線路自体はまだ走っている)の大きな駅があったところで、それを壊した跡地にこの大きなショッピングセンターと隣のマンションを造ったらしい事が分かった。
その古地図を見ながらショッピングセンターの周りを探索し、通りがかりのおじいさんに話を聞いて、小名木川の向こうに見える浅草のスカイツリーを眺めたり、未だ貨物列車が一日数本通るという草だらけの線路を眺めたりした後、砂町銀座の商店街を通って文化センターに着いた。
大西さんには川本さんとの対談のリハーサルを終えた後お話を聴く事ができた。内容も今回の写真展だけのお話ではなくて大西さんの写真観を広く伺う事ができて面白かったし、またそういう物をインターネット上に残しておいて、日本全国津々浦々は言うに及ばず世界中どこでもいつでも誰でも(タダで)聴けるというのは面白い事だと思う。放送は今週末になると思うので、その時は再度ここで通知しようと思っている。
今回は写真日記に使うメモカメラを持って出たのだが、久しぶりすぎて撮ろうと思ったら電池が切れていた。


久々に散歩してきた

家の目の前に喫茶店ができて、沼沿いに歩いて船戸の森の「小綬鶏(こじゅけい)」に行く事も無くなってしまい、
家の中での事務作業と前の喫茶店、近所の小さなスーパーの間だけで行動していたら、お腹がポッコリしてきたので、昨日の日曜日、歩いてちょっと遠出してきた。
家から手賀沼べりを「小綬鶏」とは反対の方角に歩き、手賀沼の終わりの手前の釣り堀の食堂地図)にて昼食、というか冷や酒と鰻の蒲焼を。
手賀沼フィッシングセンターの食堂 SIGMA DP2
今、沼はここまでだが、昔はここまでが沼の半分で、ここから先は「つ」の字の形をした沼が大きく蛇行を始める所であった。埋め立てられた新田を少し進み、「つ」の懐の丘陵地の中にある「手賀ハリストス正教会(地図)」へ。ここまでは以前来た所。
さて「つ」の懐を縦断し、一度見たいと思っていた、埋め立てから取り残されて、小さな沼が孤立した「つ」の下側へ。
参考)老人ホーム「アネシス」に出る。
柏市布瀬 SIGMA DP2
沼の周りに遊歩道が整備されている現在の手賀沼 (一応こちらも「手賀沼」なのだが) とは大違い。沼べりは下草の生い茂る土手があって、後は田んぼ。田んぼと土手の間には用水路らしき物があって、沼を望む事ができるのは時々畦道から架かる橋を渡ってのみ。
土手の上は下草や葦が茂って歩けないので、幅の狭い田んぼのあぜを進んで行く。ここも下草が茂って地面が見えないから怖い。
取り残された下手賀沼 柏市布瀬 SIGMA DP2
田んぼの中を突っ切る車通りの多い道に出た頃には辺りも段々暗くなる、歩道が無いので車がビュンビュン通る中をiPhoneの地図を頼りに、コンビニがある所を目指して県道282号柏印西線を歩く。
コンビニの近くに駐在所があって、バスか何か無いか訊くけれども、地域のバスがあるけれども、もう終わってしまったそう。
四キロほど(目の前を通っている県道59号線「木下街道(きおろしかいどう)」を)行けば成田線の駅に着くそうで、結局その様にした。これまでの道と違って一段高くなっている歩道があったので歩くのは楽だったが、お巡りさんは「私もよく歩く」なんて言っていたけど、暗くなってからは強烈な車のライトに目がくらんで暗い道が見えなくなって、怖かった。
そして疲れて成田線の木下(きおろし)から我孫子に帰ってきた。
そしてお腹も少々引っ込んだ。