MacとiPhoneと無線LANが繋がらなかった

昨年夏、自宅の机の上のMac(MacBook Pro) と枕元のMac(MacBook) の他に新しく買ったiPhone(3Gs)が入ったら、数時間は良いのだが突然繋がらなくなる事が頻発した。いつ繋がらなくなるか怖いので、仕方なくiPhoneは帰宅して自宅の無線LANネットワークを自動的に認識する前に無線LANを切って、電話回線のみを使うように切り替えていた、面倒だったが。
無線LANの電波を出す機器が専用の物ではなく、机の上のMacの「インターネット共有」で出した電波だったから良くないのかとも思い、持っていた AirMac Express でも試してみたが、結果は同じだった。
春に AirMac Extreme を買い、同じように無線LANネットワークを作ってみた時にもしやと思い、枕元のMacで掴まえる電波を通常の2.4GHz帯では無く5GHz帯の物にしてみた。(iPhoneで掴まえる電波は通常の2.4GHz帯)
すると問題無く安定して繋がる様になり、安心して自宅でもiPhoneのWi-Fiをオンにして使っている。


金町でちょいと一杯


昨日は七時に赤坂での打ち合わせが終わって何も腹に入れずに本所吾妻橋の駅から水戸街道を通るバスで金町に出る、好きなコース。
もう九時になろうかという所だったので、金町駅から柴又に行く京成線の線路を越えたごちゃごちゃした中の焼鳥屋に入る。
呑んでいると前の踏切から
「カンカンカンカン… ガタンゴトン、キィ、プシュー…(京成金町駅に電車が着いた音) ピリピリピリピリ〜!プシュー、ガタンゴトン…(着いた電車が出ていく音)」
京成の盲腸線、金町線は常磐線の金町と高砂の間の単線を、唯一の駅柴又のみを通って一時間に数本行ったり来たりしているだけの線なので、呑んでいる分にはうるさくは無い。最近発車のメロディーばかりでそう言えば聞いていなかった笛の音を聞きながら、一杯。


後楽園へ

小石川後楽園
山方伸さんが水道橋の Up field gallery でグループ展をやっているというので行ってきた。久々に山方さんともお話しをした。今の若い写真家(おおざっぱに言って四十未満・話題性があるとかそういう意味ではなく)の中では一番凄い人だと思う。
今回の展示は…。試行錯誤や紆余曲折を経て大きくなっていく人は大きくなっていくし、途中で駄目になっていく人は駄目になっていってしまう。ただ紆余曲折の良い所だけを後からかいつまんで「端から知っていたよ」というのはたやすいが、試行錯誤や紆余曲折に付き合ってみるのも面白い。
ギャラリーにたどり着く前に小石川後楽園に寄り道してしまった(東京ドームの横にこんなきれいな庭園があるとは知らなかった)。急用が入っていけなくなってしまった東京都写真美術館クーデルカの展示に、明日こそは行こうと思う。


混んだ美術館の歩き方


一昨日の月曜日、レンブラントを観に国立西洋美術館に行ってきた。
連休の狭間の平日だから多少はすいているだろうと思いきや、上野は凄い人出で、西洋美術館のチケット売り場にも結構な行列ができていて、切符を買うのに数十分かかった。
無論中も凄い人で、絵の前を順番に通り過ぎていくだけの、とても絵画を鑑賞するとは言えないスタイル。
当時は富裕層の人々が有名画家の版画を購入する事がステータスであったらしく(当然今の様に油絵の複製リトグラフなんて無かったので)、部屋に飾っておくには丁度良いのじゃないかなという白黒の小品が並ぶ、時々油絵。
レンブラントという人の絵は題材も描き方も保守的で過激じゃないから、取り敢えず壁にぶら下げておくには良い版画を量産したのだろう。
こういう混んだ美術展でも大抵の人は入場料分たっぷり取り戻そうと律儀に最初の所から見て行くけれども、当然途中で疲れてしまってじっくり観ている気力はなくなり、全体の七八割の所で大分空いてくる。
人間そうはたくさんの美術作品を数点じっくり鑑賞する様に観られない物なので、取り敢えず会場を早足で一巡して気に入った作品を見つけてから最初に戻り、それらだけを並んで観た方が良い。
美術展の入ってすぐの所などスーパーで言えば青果売り場なのだから、魚や肉のコーナーに行くまでに野菜を買い込んでしまってはいけないのと同じである。