若い人の写真集など

日曜日は、前日行けなかった Totem Pole Photo Gallery へ、福山えみ「月がついてくる6」。
色々御本人と喋った後、写真集「月がついてくる」を買う。面白い写真だけど、写真表現を志す人間が一度は通る道、突き詰めれば奈良原一高の「消滅した時間」じゃないの?という気もしなくは無い。「何かあるかもしれない風景」というのは怖い物で、結局「何かありそうで何も無い風景」だったりする、でも僕は彼女の写真は「何かありそう」な気がする。
彼女の写真は「何かありそう」にする為に前ボケを多用する。後ボケはまだしも前ボケは人間の視覚には馴染みが無いので、取り敢えず興味を引く。それが気にくわないのだが。
その足で南阿佐ヶ谷の Gallery街道 へ。展示は尾仲浩二さんが三十代に三陸を写した「海町」だったのだけど、面白かったので勢いというのもあり、ここでも若い人の写真集、佐藤春菜さんの個人的な少量出版物、いわゆるZine「いちのひ 2月-7月」を購入。
月曜日、朝 浦和の日芸の先生がルーターの設定をして欲しいというので車で迎えに来て貰ったのだが、時間をずらしたのに朝の渋滞に巻き込まれ、三十分ほど遅れて来る。都内では車で移動する場合、時間はあてにならない。奥さんが買ってきてくれた焼き芋をかじりながら、電車で箱崎の会社に請求書を出しに。
火曜日は朝から取手の病院へ、入院後初の診察。設置した脳の中央に溜まった水を外から抜く為のパイプを活用し、フツーに先生の横のベッドで頭に注射針をブスッと刺し、水を抜く。残念ながらスッキリはしない。痛いのと緊張で妙に疲れる。また別に気になる箇所が出てきて、今後また入院して手術を受けることになりそうだ。今度はもっとザックリ切る予定。
昨日の水曜日、やっと年賀状を書き終える。夜は中学の友人二人と西荻で飲む、午前様。
車で来ていたうち一人(酒は元々飲めないのでジュースしか飲まなかった)に実家まで送ってもらう。そいつの実家はもう取り壊されて無いので、「懐かしいなあ」と言っていたが、我が実家も外環道の区間に入っているのでそのうち立ち退かなければならない(外環は地下を通るらしいのだが、一般道が地上を走る予定。)のだよ。


至福の時間など

Cafe Kanon 十周年記念コンサート
昨朝仕事の撮影に行く為にタクシーを駅で降りたら縁石に吐瀉物がぶちまけてあってびっくりした。
他の駅の階段など至る所にも。
撮影は午前中に終わり、実家に帰ると夕方からある大きなケヤキの樹の前の喫茶店の、開店十周年記念コンサート&パーティーへ。一時過ぎまで呑む。
眠かったけれども、日頃の寝溜めのお陰か深夜になっても決定的に眠くはならなかった。
今日は起きたら正午で、京橋のブリジストン美術館へ明日までの野見山暁治展に行く。
東京駅を降りて美術館へ向かう道すがら大学時代世話になったジブリの高畑勲先生にお会いし、一緒に野見山暁治展へ。
下の喫茶店で、感想や美術についてを伺う。相変わらず博識で面白い、相変わらずキレやすいけど。
僕が「なぜそういう事を言うのか」とか、絵や写真の枝葉末節に拘るのはこの方の影響である。
ブリジストン美術館の後は、四谷の Totem Pole Photo Gallery に行くつもりだったけれども、明日にして帰宅。


我孫子に戻って帰る


先週の木曜日、突然十数年前にネット上で知り合ったオーストラリアの男から、連絡があった。頼まれてネットオークションでコンピューターの基盤を落として送ってあげたきり連絡が途絶えて、その存在さえ忘れていた人。
僕が欲しい商品を彼がAmazonで代わりに注文し、それを僕の住所に送るという話だった。
金曜日は久々に我孫子に帰り、掃除や入院で溜まった洗濯など、年賀状の印刷も、二泊して実家に昨日戻る。
土曜日銀座のAppleStoreに行ってMacを修理に出した後、ライオンへ。ライオンもクリスマス仕様。


外出

「井草八幡宮」バス停
実家へ帰宅後始めて外に出た、おっかなびっくり。そして外出する事が億劫になっている自分に驚く。
もっと早く出るつもりだったけれども昼過ぎに出て区役所に行き、江古田の学校に行き、そして大泉学園を廻って帰り大きな樹の喫茶店に行って新聞を読む。
実家から荻窪に出る時に使う、青梅街道の「井草八幡宮」バス停。今はコジマとサミットがある所に以前青果市場があって、それが無くなってもしばらくここは「青物市場」という名前のバス停だった。


退院しました


昨日退院しました。
傷口も綺麗で化膿などせず、洗髪も散髪も(傷口の辺りを余りゴシゴシこすらなければ)普通に行って良いし、日常生活も運動も大丈夫と医者は言うのですが、やっぱりちょっと怖い。
退院して病院を出ると何か普通に痛い事を痛いと言える空間に出てきた事を体が感じているのか、少し頭の後ろの傷口がズキズキします。
できるだけこのグロテスクな傷口に指を触れたくないので、昨日病院で看護婦さんに頭を洗って貰って置いたのだけど、早くも痒くなってきていて、これは諦めて早々に自分で洗うより他無いかな。
取り敢えず年明けまでは実家で大人しくしている予定です。
病院から取り敢えず荷物を置きに実家に戻るタクシーの中、利根川を渡る国道六号線の長い橋の上から。


手術終了

一昨々日の日曜日入院し、一昨日手術した。十年前に小脳で破裂した奇形の後に溜まった水を抜く手術。
手術後は一晩、集中治療室で過ごし、翌朝大部屋に戻ったけれども、後頭部の筋肉を切ったので首を回せば痛いわ、寝ればそこが枕に当たって痛いわ、切った所を修復しようと熱は出るわ、大騒ぎだった。
局所麻酔のカテーテル手術やガンマナイフは凄まじい痛みが全身に何回も走るけど、開頭手術はその時は寝ているので楽だが数日間は鈍い痛みが続くしだるくて動く気さえ起きないので、こちらも大変。
そしてやっと今日熱も七度代に下がり書く気が起きたので、現在の状況のみ羅列。文章の推敲が不十分なのは御勘弁。