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写真家 増田新
伊豆 1 増田新
伊豆 2 増田新

伊豆

いず

2016年4月1日〜11日 発表

コニカミノルタプラザ

伊豆半島は、本州の山間地がそのまま海に突き出た所です。
東京から近いけれども、気候は少しおだやかで、古くから海に関わった暮らしをして、少しの平地にある温泉地とたくさんの海が、人を惹きつけてきた場所です。

都会から離れた大抵の都市は、今やその郊外の量販店に勢いを奪われ、静かに身を横たえていますが、ここは「地方都市」が、幾分か商業都市として機能している所です。

特別風光明媚な所があるわけではありませんから「絶対に行きたい」という人は居なくても、だからこそ東京の奥座敷として別荘では無く、同じ家の中にある気の置けない温泉地とか、庭のレジャースポットであり続け、海と共にここで生きる人と、都会から足を延ばした人の、幸せな関わりが続いているのかもしれません。

伊豆 3 増田新
伊豆 4 増田新
伊豆 5 増田新

房総 1 (和田町) 増田新
房総 2 (=富浦町) 増田新

房総

ぼうそう

2013年10月11日〜21日 発表

コニカミノルタプラザ「房総」の(詳細)

千葉県の南、太平洋に突き出た房総半島は、海から陸に上がるとすぐ山地になってしまう所です。

電車やバスがひっきりなしに行ったり来たりして一時間ほどで東京に行く事ができるのですが、そうなったのが日本の成長が終わった頃なので、静かな漁村が列車の一駅毎に並んでいる、ありそうで今は無い海の町の風情です。暖かく一月には花の季節になるので、東京から近い「リゾート」を目指したこともありましたが、それはうまく行かなかった様で、浜辺のマンションや宿泊施設が所々、今は静かにたたずんでいます。


房総 3 (和田町) 増田新
房総 4 (富浦町) 増田新
房総 5 (鴨川市) 増田新

屋上天国 増田新 1
屋上天国 増田新 2

屋上天国

おくじょうてんごく

2009年発表

コニカミノルタプラザ

今、普通の人々が集まって気ままに過ごしている場所を探した時、デパートの屋上というのが浮かんだ。

今、市井の日本人が何を考え、
何をしようとしているのかと言ったら、
それは日々の暮らしに一所懸命に生きていて、
そして時々時間があれば小さな休息を持ちたい、
という事なのではないかと思うのだ。


屋上天国 増田新 3
屋上天国 増田新 4
屋上天国 増田新 5

河と 増田新 1
河と 増田新 2

河と

かわと

2006年発表

京橋 PUNCTUM Photo+Graphix Tokyo

関東平野を流れる利根川は、太平洋に注ぐまでの間、様々な形で人々と関わってきました。現在でも、ゴルフ場、憩いの場、農地、渡し、幹線道路として...

穏やかな休日、うららかな日差しに誘われて、そこを歩いた記録です。


河と 増田新 3
河と 増田新 4
河と 増田新 5

ニュータウンなひとびと 増田新 1
ニュータウンなひとびと 増田新 2

ニュータウンなひとびと

にゅーたうんなひとびと

2004年発表

コニカミノルタプラザ

新聞で、「いには野、来月分譲開始 -千葉ニュータウン最後の住区-」と言う記事を見たのは、99年の事でした。鉄道もなく、バスも少ない「印旛村」そこに突如として現れる「ニュータウン」の響きに魅せられて、「真新しい家が建ち並ぶ街の村」に出かけてみました。


ニュータウンなひとびと 増田新 3
ニュータウンなひとびと 増田新 4
ニュータウンなひとびと 増田新 5

湯の裏街 増田新 1
湯の裏街 増田新 2

湯の裏街

ゆのうらまち

2001年発表

コニカプラザ

冬の朝に立ち上る湯気の街を、湯冷めに興じてただよえば、色町の風情を伝える「ネオン坂」なる一体に迷い出たのでした。坂下の十数件はまだ営業を続けているようでありましたが、坂の上は廃墟と化した遊郭が連なる静かな一角で、裏庭につるされた洗濯物だけが、ここに猫以外の誰かが住んでいることを示していました。ひなたぼっこのおばあさんが、「進駐軍が来た頃は、米兵以外客として立ち入ることができないくらい賑わったのだよ」と言いました。


湯の裏街 増田新 3
湯の裏街 増田新 4
湯の裏街 増田新 5

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