悪夢の続き


内容は覚えていないのだがとても悪い夢で、自分が危機的状況に陥っていたのだがそこで目覚ましが鳴って目が覚めてしまった。続きが見たくてまた寝ようと思ったが、駄目だった。
最近、絵や写真を観ていない訳では無いのだが、感想を文章にするのが面倒で、特には書かない事にしていた。
と、前置きをしつつ東京ステーションギャラリーに『異形の幻想力 小山田二郎展』を観に行った。(7月3日まで)
小山田二郎は、1914年に生まれ、1971年から1991年に亡くなるまで、家族を捨てて失踪。画廊に作品を送る、という連絡方法のみをとり、社会と隔絶された生き方をした画家。
良い。特に水彩画が。油絵も水彩画もあったのだが、とかく油絵の付属品として、大抵日陰の存在としか扱われない水彩画だが、にじんだ絵の具のせめぎあいが、複雑な色や偶然の模様を作り出していて、とても深い世界を作り出している。
アンソールの時も思ったのだけど、図録の見本をつらつら眺めるに、どうしてああいう複雑な色が、こんな軽薄な、絵の具入れを覗きこんだような色になってしまうんだろう。
昨日、お友達の古関さんのブログに「良い!おすすめ!」と書いてあったので、最終日は三時に閉まる前に、新宿のコニカミノルタプラザに行った。
フォト・プレミオ 田原理江写真展「ほしのすな」』良かったです。
煉瓦の駅舎の中の館内。「『展示室内では』写真撮影はおやめください」とだけ、書いてある。休憩室でデジカメいじっただけで係員が飛んでくるどっかの美術館とは大違い。