丹生へ

丹生(にゅう)という敦賀半島の先の小さな漁村へ、敦賀駅から一日五本のバスで行く。
雨が上がり、向こうの雲間から明かりが差してきた。
敦賀駅から丹生へ向かう福鉄バスからの眺め
そしてついに見えてきた。
敦賀半島を走るバスから見る美浜原発
丹生は小さな漁村、向こうには、美浜原発がある。
敦賀半島の丹生の港から見る美浜原発1,2,3号機
泊まった宿も関西電力の工事関係者ばかり。一緒に宿の夕食を摂った人は敦賀半島のもっと先の、敦賀原発の工事に行くんだとか。
バスの運転手さんも、「丹生行くバスも、普通だったらとうに廃止になってる、残っているのは原発のおかげ。」と言っていた。
宿も、観光客の閑散期は工事関係者で潤って、寂れた村は原発で息を吹き返し、それが普通になり、それ無しではもう地域が立ちゆかなくなっている。原発というのは恐ろしく、難しい物だと思う。


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