「『ユルユル』映画」(犬猫)


映画「犬猫」を観た。(一応云っておくけれども、「ケンビョウ」では無い。)
都内のありふれた安アパートに暮らす若者達の日々。夢を追うでもなく、自分探しをするでもなく、仕事に生きるでもなく。主人公の女性二人は、突然「これからはやっぱ中国じゃん?」といういい加減且つ訳の分からない理由で「留学する!」と旅立った「アベチャン」の部屋に同居する事になる。でもって物語のクライマックスは、片方の女の子が連れ込んだ男は、コンビニのバイト先でもう一人の女の子が密かに想いを寄せていた男だったのだっ! …ってまあこれだけ(と云っても少女マンガ調では無い)、何が起こるでもなく、でもまあ何かみんなユルく、テキトーに、等身大で生きてる。そんな映画。
非常に面白かったです。大好き。ナマナマしい。パンフレットも買ってしまった。
若手自主映画の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル」で受賞し、8mmフィルム(ビデオが出る前にあった「ジーッ」というヤツ)で作られた作品が好評を博し、監督自身の手でリメイクというシンデレラストーリー。
舞台は当然都内の色々。江古田やら井の頭線沿線やら、見慣れた場所が色々出てくる。でもって女の子が行く古びた図書館(そこで会う幼なじみは、暑いから図書館に来たという不埒な男)、その外観どっかで見たと思ったら、昔よく行った杉並区立「柿の木図書館」、「西荻図書館」ってのが昔は無くてね〜、ってまあ良いや。(「撮影協力」の欄を参照
井の頭線沿線に帰ってきてたどり着くのは江古田というのはどうかと思うぞ?なんて考えながら、雪の井の頭線で実家へ。


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