年が明けて


考えてみたら、年が明けてから書く写真日記は始めてだった。
七日に昨年末手術した際に「遊ぼう」と言ってくれたこばちゃんと五歳の娘さんと江戸東京たてもの園で遊んで甘酒を飲む。
十一日に上野の国立博物館に「清明上河図(せいめいじょうかず)」を観に行く。二時間以上待った揚げ句、ガラスケースに入った幅40cm程度の巻物を観る間もなく後ろの看守みたいな警備員達に「さっさと歩け!」と急かされて、出る。
何でも中国にはこの「清明上河図」を模したテーマパークなんてのがあるそうで、決められた時間になると講談や喧嘩が始まり、当時の都の喧噪を味わう事ができるそうだ。そちらに行ってみたい。
(税理士の老先生を夜中まで起こして)帳簿の年越しをしていた年初の頃、昨年のレシートを整理していたら出て来て、何じゃこりゃと思った品。

手帳を見直してやっと理解。昨年末、地元の中学の友人達と飲んだ時の焼肉屋の領収証だった。


至福の時間など

Cafe Kanon 十周年記念コンサート
昨朝仕事の撮影に行く為にタクシーを駅で降りたら縁石に吐瀉物がぶちまけてあってびっくりした。
他の駅の階段など至る所にも。
撮影は午前中に終わり、実家に帰ると夕方からある大きなケヤキの樹の前の喫茶店の、開店十周年記念コンサート&パーティーへ。一時過ぎまで呑む。
眠かったけれども、日頃の寝溜めのお陰か深夜になっても決定的に眠くはならなかった。
今日は起きたら正午で、京橋のブリジストン美術館へ明日までの野見山暁治展に行く。
東京駅を降りて美術館へ向かう道すがら大学時代世話になったジブリの高畑勲先生にお会いし、一緒に野見山暁治展へ。
下の喫茶店で、感想や美術についてを伺う。相変わらず博識で面白い、相変わらずキレやすいけど。
僕が「なぜそういう事を言うのか」とか、絵や写真の枝葉末節に拘るのはこの方の影響である。
ブリジストン美術館の後は、四谷の Totem Pole Photo Gallery に行くつもりだったけれども、明日にして帰宅。


我孫子に戻って帰る


先週の木曜日、突然十数年前にネット上で知り合ったオーストラリアの男から、連絡があった。頼まれてネットオークションでコンピューターの基盤を落として送ってあげたきり連絡が途絶えて、その存在さえ忘れていた人。
僕が欲しい商品を彼がAmazonで代わりに注文し、それを僕の住所に送るという話だった。
金曜日は久々に我孫子に帰り、掃除や入院で溜まった洗濯など、年賀状の印刷も、二泊して実家に昨日戻る。
土曜日銀座のAppleStoreに行ってMacを修理に出した後、ライオンへ。ライオンもクリスマス仕様。


演歌の会へ


ひょんな義理から、中野の小劇場を借りた演歌の会に行ってきた。
写真だけ見ると浅草公会堂で撮った写真みたいだ。
アングラの聖地?中野ブロードウェイの横にある小屋、ホントは上映してはいけない映画を観に以前来た。
終わって入り口のチラシを見ると、講談の会とか、(前座や二つ目の)落語会とか、そういう路線。
入船亭扇橋一門会(師匠扇橋は出ず扇辰や扇遊など)は面白そうだな。


金町にて一杯


昨日、取引先に請求書を出し納品し、帰り際、以前も行った金町の焼鳥屋(モツ屋?)に寄って帰った。
以前品切れで気になっていた「ガツ刺」や「テッポー刺し」を肴に踏切の音が聞こえてくる店で一杯。
金町に停まる常磐線の各駅停車は大抵我孫子行きなので、寝ていると着く。


思いがけず花火の御相伴に預かり


今年は震災による周辺の花火大会中止の影響で、手賀沼花火大会が中止になり、東雲の友人の所で毎年見ていた花火中止になり、「今年は花火を見られない夏(花火大会をやっている場所に行けば見られるけれども、気の置けない友人達と酒を酌み交わしながらのんびり眺めるのが僕の花火鑑賞のスタイルなので)か…」と思っていた。
一昨日、三浦半島のイラストレーターの友人がtwitterで「今日は花火だ!」と呟いていて、「良いなあ」と返事をしたら、「じゃあ来る?」という話になって、急遽三浦半島まで109.6kmの旅に出た。
都営地下鉄浅草線の本所吾妻橋(浅草の一駅手前)から直通の三崎口行きの先頭車両に乗ったので、1000系のVVVFインバーターの「ファーソラシドレミファーソー」参考)を発車の度に聞かされ、いささかうんざりして三崎口に着く。最寄りの三浦海岸駅は花火大会で混んでいるだろうと言う事で、三崎口駅まで旦那さん運転の車で迎えに来て貰う。
花火は居間の大きな窓の丁度向こうの入り江の台船から打ち上げるそう。
高橋さんはジャガイモと鶏にバルサミコ酢をかけて焼いた料理(多分滅茶苦茶大雑把な認識ですが)を作るのに大忙し。
旦那さんは明日締め切りの仕事とかで大忙し。
僕は打ち上げの時間までダラダラする。ここからの眺めは高橋さんのサイトトップページのイラストそのままの景色。
シャンパンとビールをしこたま呑み、我孫子の建具屋さんに「週末友人達が泊まりに来るからその部屋のボロボロの押し入れの戸を交換して」と言っていたのを思い出し、翌日昼頃帰宅して建具屋さんを出迎える。


夏本番


昨日関東地方も梅雨明けしたので、よしずを立て掛け、いつものねじめ民芸店で買っておいた江戸風鈴を軒に下げた。
数年間使った風鈴を割ってしまい、今年は買い直そうと思っていたのだが、風鈴が品薄だそうで、職人さんに追加注文して貰い、手に入れる事ができた。


金町でちょいと一杯


昨日は七時に赤坂での打ち合わせが終わって何も腹に入れずに本所吾妻橋の駅から水戸街道を通るバスで金町に出る、好きなコース。
もう九時になろうかという所だったので、金町駅から柴又に行く京成線の線路を越えたごちゃごちゃした中の焼鳥屋に入る。
呑んでいると前の踏切から
「カンカンカンカン… ガタンゴトン、キィ、プシュー…(京成金町駅に電車が着いた音) ピリピリピリピリ〜!プシュー、ガタンゴトン…(着いた電車が出ていく音)」
京成の盲腸線、金町線は常磐線の金町と高砂の間の単線を、唯一の駅柴又のみを通って一時間に数本行ったり来たりしているだけの線なので、呑んでいる分にはうるさくは無い。最近発車のメロディーばかりでそう言えば聞いていなかった笛の音を聞きながら、一杯。