仙台は都会

列車の行き違い。向こうは一昨日行った石巻の向こうの女川(おながわ)に行く列車。
石巻線女川行きと交換(涌谷)
小牛田(こごた)に出たら東北本線を仙台に戻る。
仙台は都会だ。来た時はそうは思わなかったけど、商店街を人が歩いてる。
ぶらぶらしてみたけど、商店街の道の至るところでジャズフェスティバルとか言って、ジャズやペルーのフォルクローレみたいのをやってて、それぞれ人だかりができてる。邪魔。
明日はもう常磐線で帰ろうと思う。そろそろ自宅や仕事が恋しくなってきたし。
宿。行きと同じく道中庵ユースホステル。特に良いという訳じゃないんだけど、東北本線(常磐線)に太子堂駅ができて交通至便になったし、取りあえず雰囲気も良いし。風呂はかなり塩素臭い、循環しまくっているのだろう。今日は夕食は無いというので、近くに食べに出るか。一人で牛タン突っつくってのも間抜けな図だし。
道中庵ユースホステル


地上の台風は過ぎたけど

気仙沼唐桑のユースホステル(リアス唐桑ユースホステル)
唐桑の「リアス唐桑ユースホステル」からバス停まで送ってもらって、九時過ぎに気仙沼へ。
気仙沼線の発車は十一時半ぐらい。気仙沼に着いた(気仙沼線の駅と気仙沼の町は離れている)のは十時前なので、気仙沼の町をウロウロ。
気仙沼は港町。塩の香りと軽油の臭いがまじりあった港町の香り。
気仙沼は港町
気仙沼は港町
港のみやげ物屋の食堂でさんまを食おうと思ったら、台風でさんまは入ってないとか、冷酒とうにでチビチビ。
気仙沼で食べたうに
チビチビなんてやっていたら十一時前に。港に近い南気仙沼駅へ急ぐ。
朦朧とした頭で南気仙沼駅のホームへ。吹き抜ける風が涼しい。

昨日盛ハリストス正教会でもらったお茶で酔い冷まし。


大船渡線回り

大船渡線の列車が来て、水を買って乗り込み、前述の弁当を開ける。
一ノ関駅のホームで買った弁当
だけどこれ、ハラン(はっぱみたいなペロペロしたビニール)の下には、ウニが無いんだよね、ブツブツ…
大船渡線折壁(おりかべ)駅の反対側ホーム
水を飲んで、スキットルに入れてきた焼酎を少し呑んで、大船渡線の車窓の景色を眺めつつウトウト。
大船渡線の車窓
空は晴れていい天気だけれども、川は濁って時々上流から折れた木が流れてくる。
遠野の線(釜石線)はいつ復旧するのだろうか。
終点の盛に着いて、盛ハリストス正教会へ。迷って結局迎えに来てもらう。
今宵の宿は唐桑半島(からくわはんとう)のユースホステル(リアス唐桑ユースホステル)。気仙沼まで一駅という所、鹿折唐桑(ししおりからくわ)まで戻る。
帰りも駅まで送ってもらい、大船渡線を戻る。盛を出るとすぐ次は大船渡。
大船渡線の車窓
大船渡線の車窓
外はもう暗くなってきた。
夕暮れの大船渡線
六時に駅に着いてユースホステル方面への6:27の最終バスを待つ。
夕暮れの夕暮れの鹿折唐桑駅(大船渡線)


台風一過トホホ

花巻のユースホステル(花巻ならの里ユースホステル)
花巻のユースホステル(花巻ならの里ユースホステル)
花巻のユースホステル(花巻ならの里ユースホステル)を九時頃出るも今日の目的地の盛(さかり)の方に行く釜石線の時間にはまだ小一時間あるので、興味ないけどユースホステルの側にある宮沢賢治記念館へ。
宮沢賢治記念館のバス停
バス停からクネクネ道を十分ほど登った先にある。
館内や庭には所々に宮沢賢治の動物の登場人物?の絵やオブジェがあるけど、あんなんだっけ?宮沢賢治の動物って、もっと「キモカワイイ」ようなのだったような。
バスで新花巻に出て釜石線に乗ろうと思ったら、「台風の影響で復旧の見通したたず。」… 。結局花巻から東北本線で水沢を通って平泉を通って一ノ関へ、何度ここを行き来してるんだろう。水沢駅のホームにつるされた南部鉄の風鈴は、昨日は台風の風でジャンガラジャンガラ鳴っていたけど、今日は少し静か。
一ノ関から大船渡線で盛(さかり)へ。盛行きなので乗っていれば着く。ホームでうにやらいくらやら乗っかった弁当と水を買い、一時五分発の列車に。


正教会行ったり来たり(台風の中)

昨夜は、昔東京にいて今は東北本線の水沢に住んでいる友人に会いに行き、てんぷらを食う。
水沢駅前商店街の中の歓楽街
八時頃少し戻って平泉の毛越寺(もうつうじ)のユースホステル毛越寺ユースホステルに宿泊。
今朝は毛越寺で座禅体験をしてから、盛岡ハリストス正教会の神父さんが、江刺(水沢や平泉の近く)の岩谷堂(いわやどう)ハリストス正教会に車で案内してくれるという事で、再び水沢へ… と思ったけど台風の雨と風でびしょ濡れになりながら駅に着いたものの、電車が遅れている。
平泉駅
二十分ほど遅れて電車は到着。けれどノロノロ。やっと水沢に着いて盛岡ハリストス正教会の内田神父の車で岩谷堂ハリストス正教会へ。
ここは戦前、江刺が北上川の水運で栄えた頃、豪商の信者によって建てられた教会なのだが、今は常駐する人はおらず、盛岡正教会の管轄となって、巡回する神父によって、信仰が守られている。
とここで「是非見せたい」(僕も行きたかったし石巻の神父さんにも薦められていたのだが遠くて今回は諦める事にしていた)という事で台風の高速道をすっとばして秋田の大館の郊外にある北鹿ハリストス正教会(ほくろく・「曲方(まがた)の教会」と神父さんは呼んでいたが)に(比内の道の駅で比内地鶏のスープが濃厚なラーメン{ホントおいしかった}を食べた後)行く。
秋田県の文化財となって、この町の観光名所ともなっている(けれども通常内部は見られない)この教会は、神田のニコライ堂を模した建築様式のたてもので、その中に置かれたイコンの存在感。
北鹿ハリストス正教会
北鹿ハリストス正教会の内部
内部は荘厳の一言。(この一点のみ作品用デジカメ GR-Digitalで撮影)
とって返して今度は盛岡ハリストス正教会へ。イコンは北鹿ハリストス正教会とほぼ同じ。
盛岡ハリストス正教会のイコン
盛岡ハリストス正教会の内部
花巻まで送ってもらって、釜石線で遠野に行き、そこのユースホステルに泊まるつもりだったのだけど、台風で今日一日釜石線は運休。花巻のユースホステル(花巻ならの里ユースホステル)まで送ってもらう。
花巻のユースホステルの夕食
一日に三軒の教会を周ることができた。盛岡ハリストス正教会の内田神父、本当にありがとうございました。


水沢目指して

石巻のハリストス正教会を見せてもらい、本日の目的は達成。
「駅まで送ろうか?」と言われたけど、石巻の町をぶらぶら。
石巻
昼食はうに丼。
石巻のうに丼
今度は石巻線で東北線の小牛田(「こごた」と読む。「おぎゅうだ」では無い。)に行き、東北線で北に向かい一ノ関・平泉を通って水沢へ。水沢には以前東京にいた友人が居て、てんぷらをご馳走してくれる予定。
今夜の宿は水沢から数駅戻った平泉のお寺のユースホステル(毛越寺ユースホステル
石巻線キハ40系48の側面
今度は正しいローカル線。小牛田行き。
石巻線の車窓
前谷地駅で気仙沼線の列車を待つ石巻線キハ40系48
小牛田駅で東北線の電車を待つ。
小牛田駅の待合所


石巻へ

昨日は疲れた。
昨日の宿、仙台道中庵ユースホステルは学生時分一度来たことがあったのだけど、道をすっかり忘れていて、隣の駅まで歩いて戻って…
仙台道中庵ユースホステル
九時半頃宿を出て仙台駅に行き、仙石線(せんせきせん)で石巻へ。
松島を眺めながら… なんて思ったら列車は205系という都心の通勤電車。やたらスピードを出して揺れるし、田舎を走る通勤電車という事で武蔵野線と変わらず。


仙台泊

水郡線川東駅
水郡線は郡山へ。そこから福島行きに乗り、福島から仙台へ。乗り継ぎ乗り継ぎ…
仙台を降りると駅から歩いてすぐの仙台ハリストス正教会へ。
電車を降りると雨が降ってきた。仕事じゃないと雨が降るのは如何かと、天よ。
今回の旅の目的は(これまで目的の無い旅をしてきたけど、温泉巡りとか。)ロシアから来たキリスト教の正教会を巡りイコン(キリストや弟子たちを描いた信仰の対象としての肖像)を観る事。
仙台のユースホステル(道中庵ユースホステル)で風呂を浴びて、近所の食堂で「一の蔵」とさんまの刺身を食ってます、おいしい。


東北へ

夏の終わりの東北を見ようと思って、旅に出た。
朝七時半に我孫子を出て常磐線を北に向かい、水戸から内陸部に入って水郡線(すいぐんせん)で郡山に出てから東北線を仙台に向かう予定。
水郡線は山の中を那珂川に沿って行く。日の光が渓流に反射してまぶしい、夏の光。
水郡線
列車は郡山行きだけど、二両編成の後ろの一両は途中の常陸大子(ひたちだいご)で切り離し。
その作業中にホームに出て。水郡線は最近この派手な気動車に全て変わってしまった。
常陸大子(ひたちだいご)駅の新しい水郡線の派手な車両
ただ今水郡線の車内。結構Willcom使えるのね。東日本ならまず使えないところは無いのだろう。よほどの山奥じゃない限り、父方の実家とか?


船で横須賀美術館へ(猿島経由)

土曜日、できたばかりの横須賀美術館に行ってきた。
京浜急行の横須賀中央駅で降りて、そこから美術館のある観音崎(かんのんざき)の方にバスで行く手もあるのだが、せっかくだからと横須賀の三笠公園(みかさこうえん・日露戦争を闘った戦艦三笠が展示してある)の港から出る船で猿島(さるしま)という大きな無人島を通って行く船で行く事に。
けれども猿島経由観音崎行きの船の出帆までには二時間余りあるので、海水浴シーズン&夏休み最後の週末という事で横須賀-猿島間をひっきりなしに行き来している同じ会社の船に乗って猿島まで行き、観音崎に行く船が後から追いかけてくるのを待つ事に。
横須賀の三笠公園から猿島を通って観音崎の横須賀美術館に行く船から見る三笠公園に保存された戦艦三笠
横須賀の三笠公園から猿島を通って観音崎の横須賀美術館に行く船
向こうに見えるのが猿島。
(この二枚は新しいデジカメ「GR-DIGITAL」で撮影)
海水浴客で賑わう横須賀沖の猿島
猿島は案の定海水浴客でごった返してる。このジリジリ照りつけるような暑さの中、海で遊ぶ人を見ると羨ましいなあ… 暑い暑い。
猿島の海水浴場と横須賀の町
パラソルの下のテーブルは全て占領されていて、仕方なく何も日陰のない直射日光の照りつける席へ。テーブルが熱い、ビールがすぐぬるくなっちゃうんですけど。
猿島は元々戦前の要塞。岩に掘られた兵舎や弾薬庫を見て回り、横須賀から追いついてきた船で観音崎へ。
観音崎に着いたら横須賀美術館は、すぐ。
展示を見た後は、東京湾を行き来する船と遠くの房総半島を眺めながらお茶。
横須賀美術館から望む東京湾