米原経由で金沢へ


昨日突然、今日の金沢出張が決まり、今9:36東京発の新幹線の中。信じられないことだが金沢に行くのに、新幹線で一旦琵琶湖の端、もう少し行ったら京都という米原(まいばら)まで行って、それから北陸に入った方が早いそうな。
大阪の、今日の担当の人と米原で待ち合わせて、一緒に行く予定。
「ひかり」新横浜の次は豊橋だそうな。静岡は日本の地理から抹殺されつつあるな…
取りあえず朝ご飯。東京駅と言ったら崎陽軒(きようけん)シウマイ弁当でしょ!という事で。
(新しいPHS W-ZERO3es に入るminiSDカードを買ったので、デジカメの写真の入ったSDカードをそれにして写真もその場でアップロードしようと思ったら新幹線が止まらないのでさすがにPHSがつながらない。豊橋でこの記事は投稿しよう。)


佃煮を買いに

昨日は久我山のピアノの先生のiMacが壊れたので、銀座のAppleStoreまで(運んでもらう事も可能だけどそれも面倒だし)井の頭線から地下鉄銀座線に乗り換えてえっちらおっちら運んだら、結局そのまま持って帰れという事になり、
今日、左腕が少々痛い。昨日の様に「腕が笑う」状態ではないけれど、両腕で運んで左だけ痛い。いかに普段左腕を使っていないかという事だなあ。
今日はまた、鹿島鉄道で霞ヶ浦の湖畔を歩いて、ついでに佃煮でも買って帰ろうかと昼前に我孫子を出る。
去年のダイヤ改正で上野から来ても我孫子から成田線に入る列車が増え、天王台や取手に行くのは減ってしまった。そのせいで二十分以上も待たされた人が一緒に乗って、高萩行きはなかなかの混雑。けれどもボックス席の進行方向を望む窓際に座って、外を眺めながらペットボトルの紅茶を飲む。
石岡で乗り換え。1,100円のフリー乗車券を買って石岡を発つ。
車両は1936(昭和11)年製のキハ601とかいうの。ゴンゴンゴンゴン…という気動車独特のエンジン音を響かせて列車は進む。
車内はカメラを持った鉄道マニアが殆ど。運転台をパチリ、床をパチリ、天井をパチリ。鑑識か?
鹿島鉄道キハ601車内
こうなると携帯用ゲームをやっているのが正しい車内での姿に見えてくる。
以前も降りた、「玉造町(たまつくりまち)」駅構内の食堂で、ざるうどんを食べる。
玉造町駅構内の食堂
「鹿島鉄道」の腕章を付けた四人組が居たので、鹿島鉄道のホームページの沿線案内に出ていた今日の目的地、「櫻井商店」なる佃煮屋さんの場所を訊くと、霞ヶ浦の湖岸を歩いていけば水神様の鳥居があってそこだからすぐ分かるという。
「関鉄レールファンクラブの会長から聞いたと言えば良いから」と言われたけど、そう言うと何か変わるのだろうか?ともあれこの人達はこういう集団だという事は分かった。
列車を待ってそこから「浜(はま)」駅まで一つ戻り、コスモスの間を抜けて駅を出て、
鹿島鉄道「浜」駅
隣駅「八木蒔(やきまき)」の佃煮屋を目指して湖岸を歩く。玉造町駅の待合い所でも、道の途中でもその佃煮屋の事を聞いてみたけど、皆知っていた。地元では有名な店らしい。
途中、湖に向けてカメラを構えている人が居たので何かと思ったら、霞ヶ浦の帆引舟(ほびきぶね)だった。
霞ヶ浦の帆引舟を撮る人
霞ヶ浦の帆引舟
その佃煮屋は看板も何も無くて、知っている人でなければ佃煮屋さんとは分からない。夫婦でやっている普通の工場の様。
佃煮をお茶受けに、冷たいお茶を頂く。
再び湖岸を隣の「桃浦」駅に向けて歩き出す。
霞ヶ浦で釣りをする親子
鹿島鉄道「桃浦」駅
「桃浦」駅はホームにベンチもない。ホームに座って列車を待つ。昔は駅前に海水浴場ならぬ湖水浴場があって、大層賑わったそうだが。
鹿島鉄道「桃浦」駅
鹿島鉄道キハ601
という訳で帰りの常磐線。ボックス席の窓際に陣取ったのは良いけれど、外はもう真っ暗、七時半。


鹿島鉄道に乗る

昨日の日曜日は茨城県のローカル私鉄、鹿島鉄道乗り放題の切符が100円になる日だったので行ってみた。
鹿島鉄道は今、廃止の瀬戸際にあり、存続させようという有志の募金から差額を出す形で、乗り放題のフリー切符が100円という形にしたとの事。
鹿島鉄道石岡駅のホーム
常磐線に接続する石岡駅に行くと、ホームは既に混雑。
鹿島鉄道キハ432
発車三十分前でもこの状態。夏休み最後の日曜日とあって、子ども連れが多い。

ホームに下げられた「沿線釣り場案内」の看板、手書きのカロリーメイトの絵が。
鹿島鉄道キハ432の車内
走り出した列車。ガタンゴトン。
鹿島鉄道鉾田駅
終点の鉾田まで行った物の、やっているというお祭りは昼頃では何も無く、途中の玉造町(たまつくりまち)の駅にある食堂で何か食べられるというので戻ろうと思ったらホームはこの有様。案の定車内では身動き取れず。
途中の割と大きな駅、玉造町で降りる。降りる時車椅子の人が居て、その人を先に降ろそうと職員の人が右往左往していたら、後ろの鉄道オタクとおぼしき二人組のカメラ持った男共が「早くしろ」だのブツブツ。腹立ったのでかかとでけっ飛ばしてやったけど、どうしてああいう人種というのは自分の事しか考えないというのか、バカなんでしょうねえ。
鹿島鉄道玉造町駅
次の列車に乗って常磐線との接続駅、石岡に戻ろうと思ったのだけど、鉾田から来た列車は再び混んでいたのでそのまま見送って腹も満たしたしこのまま帰るのも何だし(二時半)隣の「浜」駅まで霞ヶ浦の湖畔をぶらぶら歩く事に。(地図
鹿島鉄道沿いの霞ヶ浦の風景
腰が痛い(昨日少々お仕事で、三脚とカメラを担いで歩いたのが応えた。)ので湖畔に出ると少々休憩。向こうに見える二つ頭のある山は筑波山。
そのまま「浜」駅まで歩く(路線図)。
鹿島鉄道沿いの霞ヶ浦の風景
「浜」駅は小さな無人駅。湖畔を歩いていると駅が見える。
鹿島鉄道浜駅
二十分ほど待つ。湖からの風が心地良い。
鹿島鉄道浜駅
やっと列車が来る。


青森日帰りその二

青森空港の搭乗口のマネキンのねぶた祭人形
というわけで現在九時過ぎ、帰りの飛行機。疲れた…
小さな地方空港なんて、時折飛行機が出て、時折入って、後は静かになる。搭乗手続きも、口は二つしか無いのに殆ど並ばない。
後ろから誰かに「元気でね〜!」の声。この後は東京行き8:45発が最終だから、故郷を出る友人(恋人?)に声をかけていたのだろうか。悪いけど僕は早く東京に着きたいとしか思わない。
モノレールで浜松町に出て、今度は帰りの常磐線。帰りの飛行機の中で少し寝て、割とすっきり。我ながら若い!
けどやっぱ駄目… 帰って風呂を沸かして入り、寝よう。
青森空港の搭乗口。不思議なねぶた祭人形。はっぴ着た八頭身。


青森日帰り

搭乗はタラップで地上から青森行きのMD-90
ただ今朝八時半。青森にできた某建築物を撮るため、7:35羽田発の飛行機で青森に向かっています(一応仕事です)。
客が少なかったのか、MD-90という小さな飛行機に変更になりました。 …ここまで書いたら着陸に入ってしまいました。お昼の近所の食堂にて。


旅終わり


席に付いたテーブル。「こじる」ってどこの方言?

こちらは洗面所の飲料水用コップ。回すと畳まれた紙コップが一枚、出てくる。

電車の片側はベッド、片側が通路になっている。壁に畳まれている椅子を倒して外を眺める。「おもひでぽろぽろ」で田舎に行くタエコが寝台列車から外を眺めていたのはここ。
二週間の旅も終わり。昨日の16:00に熊本を出た寝台特急は、9:58に東京に到着。
感慨に浸る間も無く銀座のアップルストアへ。後数日でアップルの有料サービス「.Mac(ドットマック)」の期限が切れるので、更新してサービスを継続しないといけないのだが、クレジットカードを持っていない僕は、店頭でパッケージ版を買わないといけないのだ。
そして常磐線いわき(旧「平{たいら}」)行きに乗る。ボックス席で、しばしの旅情。もう良いよ、旅情。
とりあえず帰ったら風呂に入りたい。昨夜も今朝も寝台車の中で、風呂を浴びて無いのだ。
それと梅雨時に放っておいたカメラのレンズ達も心配だ。帰ったら部屋の窓を明け放とう。
パソコンは旅先からも持っているClieで操作できるようなソフトを起動して点けっぱなしにしていたけど、どうなっているだろうか。


おはようございます…

「おはようございます…」というアナウンスに起こされた。現在六時二十分。次は浜松だそうだ。昨日最後の停車駅が岡山だったから、寝ている間に随分来たもんだ。
霞んではいるものの、一応日がさしてるではないか。こうやって、毛布にくるまりながらベッドの中で、過ぎゆく朝靄に霞む景色を眺めるというのも寝台車ならではの楽しみ。

浜松の次は静岡か。あ、掛川だ。天浜線だ。覚えたぞ。


夜汽車はゆく

ついに関門トンネルをくぐり、下関へ。門司では大分よりの寝台特急「富士」とくっついた。

門司駅には6:50頃着き、7:15に発車で、その間明日の朝名古屋までは車内販売が無いので弁当やビールやおつまみを買う人が浴衣を来て駅をウロウロしていたのだけど、到着したホームからはすぐに扉を閉めて列車は出て待避してしまって、後から入ってくる大分からの「富士」を待っている。(逆方向だけどこんなの

くっつくのが終わる間浴衣のオッサン達はホームをうろうろ。
夕飯(熊本駅で買った弁当)を食べ、現在缶ビールとさきいかを堪能しつつ夜の山陽本線を走る。
あ、「宇部(うべ)」に着いた、どこだここ?
通り過ぎる家のあかり一つ一つに団らんがあるんだろうなあ。
あの街灯の下に放り出されたら寂しいだろうなあ。
なんて事を考えながら缶ビールをちびちび。良く電車の中で線路の音を子守歌にこのまま寝られたら幸せだなあなんて事を考えるけど(朝の通勤電車のでその夢を実現されている方がよくいらっしゃるが。)、それを実現してくれる寝台列車


さらば九州よ


ただ今寝台特急「はやぶさ」熊本発東京行きのB寝台の下段のベッドに座り、毛布を膝かけに、浴衣を羽織って缶ビールを呑みつつ、あえて付記するまでもなくくつろいで、これを書いています。
阿蘇より熊本までは、大分よりの特急が来なくて、それに乗る客が全て流れ込んできたので、思いの外混んだ普通列車だったけれども、そのお陰で、車内で知り合ったドイツ人(日本語ペラペラ)が四時の寝台特急の出発までの間、閑つぶしにつきあってくれることになりました。

どしゃ降りの雨の中、一緒に熊本城に行きました。天守閣内部はコンクリートの博物館になっていて、どうも…でしたが。

そしてお城の前にあるアーケードの中でラーメンを食いました。