道後温泉で英気を養う

特急宇和海宇和島行きは9:01に松山を出る。その発車を羨ましそうに眺めてから9:12に各駅停車宇和島行きワンマン列車は松山を出る。
一昨日夜遅く松山に着いて友人の家で寝て、昨日は洗濯したりして過ごし、夕方道後温泉本館で風呂に浸かり、出て横のトコで地ビールを一杯引っ掛けてから、松山に来る毎に行っている魚の美味しい店に行って吞んだ。
道後の温泉街の土産物屋。こんなにもカードの種類をアピールする事もあるまいに。

温泉街を横に入った所にあるいかがわしさを全身で表現しているビル。ちなみに「道後グランドホテル」という真面目なホテルはこの左手前にある。
大抵の大きなホテルが道後温泉本館の奥の温泉街にあるのに、道後温泉の「いかがわしいゾーン」にあるここはとんでもない地雷である。


石見銀山に寄って

せっかく温泉津まで来たので出雲市に戻る途中に大田市で降り、石見銀山へ。
「凄い!」とか「信じられない!」とか言う物は無いけれども、何か町自体が銀山で賑わった時代へのロマンを感じさせてくれる様な、「世界遺産」とはかくありき、と感じさせてくれる。




山陰から山陽へ抜けるのに木次線や三江線を使う事も考えたけど、時刻表を調べてみると結局は来たルートを通って岡山から瀬戸大橋を使って松山に戻るのが一番速い事に気付く。

大田市駅に二時半に戻り14:40の米子行き快速で出雲市へ、出雲市を特急で15:33に出ると18:38に岡山に着くので岡山から松山行きの特急で19:35に出て、22:35に松山に着く。

再び、米子から山の中に入り倉敷に抜ける。


再びの温泉津へ

友人を「せっかく松山から出てきたのだから」とそそのかし、岡山から山陰へ抜け温泉津 (ゆのつ) に着いたのが五時過ぎ。
温泉津の温泉街は相変わらず。

暗くなってきたけれど、トンネルを抜けて、石見銀山の積み出し港だった沖泊 (おきどまり) へ。

やっと出雲市に着いてSoftBankの電波が入る様になって更新。


児島着

東海道線を夜通し走ったサンライズは岡山で、山陰に向かうサンライズ出雲と、瀬戸大橋を渡って四国の高松に向かうサンライズ瀬戸とに別れる。
岡山着6:27。四国へ向かうサンライズ瀬戸に乗ってはいるものの、四国へはは渡らず瀬戸大橋を渡る手前の児島で降りる、6:51児島着。ホームで松山から来る友人を待つ。


「オリジナルとリメイク版を見比べる(13人の刺客)」

昨日池袋の新文芸坐で、昨年の三池崇史監督によりリメイクされた「十三人の刺客」と、その元となった1963年東映の、片岡千恵蔵主演の白黒「十三人の刺客」の二本立てを観た。
話のテンポは1963年版の方が良かった、楽しかった、爽快だった。なぜあの頃のチャンバラ映画って面白いんだろう。
戦闘シーンは2010年版の方が良かった。残酷で、派手で。
けれども戦闘シーンに早く行く為に話を駆け足で進めたのは面白さを削いでいたと思う。
大名を殺す機会を伺っている刺客集団が、余りに警備が厳重なので、歯噛みしながら大名行列を見逃す所をエピソードを丸々削ったのはどうかと思った。あの話があるから先の宿場町で本懐を遂げて斬りまくる時の爽快感が増すのに。