伝来の書


一ヶ月ぐらいかかってやっと読み終えたモームの「月と六ペンス(The Moon and Sixpence)(私の読んだのは角川文庫の厨川圭子訳によるものだが、現在は無いらしい。)」(松岡正剛氏による書評 ISIS立紙篇)。数年前にも読んだのだが、面白かった記憶だけで内容が薄れかかっていたので、再読。
本棚から掘り出した古物、両親のどちらかが買ったのであろう。で私が読み→友人1→友人2、と巡り、今再び私が読み終えた今、かなりのボロボロ状態。再読する前からボロボロでバラバラっぽかったので、殆ど家で大事に読んだ。
奥付けを見ると「昭和四十四年五月三十日 二十九版発行」とあり、所々にややきわどい描写がある。「あとがき」ではゴーギャン(Gauguin)の事を「ゴガン」と書いているし、モームは八十四歳で生きている。


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