記録

池袋の新文芸坐にて、黒澤明(東宝DVDオフィシャルサイト)特集とかで、往年の白黒映画「白痴」(1951年)「どん底」(1957年)の二本立てを観た。
白痴」ドストエフスキーの原作の舞台を、札幌に移した作品。
白痴と馬鹿と精神異常の、気違いの物語。
「やけに長い映画だな〜」と思ったら、当初四時間半ほどで完成させていた物の、会社の要請で三時間ほどにさせられてしまい、監督(黒澤明)が「これ以上切るなら、フィルムを縦に切れ!」と激怒したという作品らしい。
どん底」これもロシアの文豪、ゴーリキーの原作の翻案。
崖下の、ボロ長屋(壁が無くなっているが)に住まう、本当に「底辺」の人々と因業大家夫婦の物語。
内容の割にはドロドロしていないのが、さすが。


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