「あっけらかん系」続く

新宿のコニカミノルタプラザにて、(それぞれ4月28日まで)
フォト・プレミオ −24人の新しい写真家登場− 津乗健太写真展 「楽しくなさそうにはしていない猫」
近所の猫の写真。「猫の写真」というとそれだけでもう、内容が見えて「結構」なのだが、なかなか面白かった。いや、可能性を感じさせるとでも云おうか、特に「良い写真」という訳でも無いのだが、目を引きつけられるというのか、いや、それほどでは無いけれど何か引っかかる物が残る、というのか。
「猫を撮る」場合、可愛い猫の生態を撮るか、或いはそれを避けて博物学的に撮るかのいずれかだと思うのだが、そのどちらでもなく、「情と理性の間」とでも云う様な作者の姿勢が面白い。
フォト・プレミオ −24人の新しい写真家登場− 山方伸写真展 「bee fly」
白黒で撮影した地元近所の写真。これも同じく、何か先の事を感じる写真。またもう一周観たくなる写真。プリントも、下手です。水準がバラバラの様な気がする。撮影時の思い入れでもあったのか。
第30回木村伊兵衛写真賞受賞作品展
中野正貴写真展「東京窓景(とうきょうまどけい)」

今年の木村伊兵衛賞は、最年長の中野正貴氏。
「最年長」とは云う物の、ここ数年の「あっけらかん系」続く。いや、凄い写真ですよ。でもなぜか会場で大きなプリント観ると何なんだよなぁ…


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です