また写真の話ですので一般の方はご覧にならない方がよろしいかと。
去年の七月、Nikonのデジタル一眼レフ「D2x」を買った。レンズ交換式のデジタル一眼レフは画像素子(CCDなんか)にゴミが付きやすい(ホントはゴミが付くのはローパスフィルター)という話を聞いていたので、標準レンズとして使えるであろう17-55mm(35mm判換算では約25.5-82.5mm)を一本買って、レンズ交換はしないつもりだったのだが、昨年の終わりに、遂に望遠ズームを買う事になって、偶にこっちに変えて撮る事になったのだが…
そうしたら来ましたよ、鬱陶しいゴミのヤツ。ボヤ〜っとした糸くずのような物が画面に写ってきやがって。
待ってました(本当は「遂に来たか…」)とばかりにNikonのデジタル一眼レフカメラに付いている「イメージダストオフ機能」を使って別売りのNikonCaptureというRAW現像ソフト(異論はあるかもしれないけど、僕の中ではそういう認識。)でゴミを消そうとしたのだけど、全く反応しない。ゴミが消えない。
「まあCCD(CMOSだけど)のゴミが消えるなんて、世の中そんなうまい話は無いよね。」と放っておいて、結局その問題に取り組んだのが先々週、サポートに電話して環境を伝え、再現してもらったけれども問題ないらしく、再インストールを勧められたので購入時のCD-ROMから再インストール。すると(なんやかやとあって)どうやら問題は4.3.1から4.4.1へのマイナーアップグレード(05/12/14付け)にあったよう。これをやると、突如としてイメージダストオフが効かなくなる。
先週、再びサポートに電話してその状況を伝え(以前再現できなかったのはG5でやったからでは無いかと僕は思っている。僕が使っているPowerBookG4だと、一つの作業をやるのにお茶を煎れて帰ってくるとまだやってるというぐらい重いので、あちらではG5を使った可能性が高い。)たが、「返答は週明けになる」という解答のまま何も音沙汰無い。(ニコンのサポートにはよくやって頂いていると思いますよ。上記の対応を見て頂いてもお分かりになるとは思うけど。)
取り敢えずその時、当分(何度かテスト撮影をした上での確認で、おそらくこちらに落ち度は無いので返答が遅くなるのは予想していた。)Nikon Capture は4.3.1のまま使う事になると思うけれども、4.4.1への変更点は何なのか訊いた所、僕に関係あるのは、「[露出補正] をマイナス側に設定した場合、白飛びした部分の階調を再現させる方法を改善」であり、その内容とは、「白飛びした部分(デジタルカメラはハイライト側のラチチュードが狭く、データが元から存在しないのでRAW画像を暗部から起こすのに比べて像が現れる事は無い。)をマイナス補正した時に、飛んでいた部分にグレーを乗せて階調を起こしたように見せる。」らしいので、益々要らない機能だから良いや、と。そういえば被写体の建物を暗くしようと思ってマイナス補正したら空が濁ってきた事があったし。
という話。あ〜長文書いたら疲れた…
しかし感動的ですよ、イメージダストオフ機能、鬱陶しいゴミが「パッ」と消えちゃうんですから。