秋刀魚を喰いに、仕事は…?

新宿にて、九時からWebの仕事の方の撮影。撮影とは云ってもあくまで僕はWebの人間という事でカメラはいじらず、デジカメをいじれる人間という事で近場(「誰かいね〜かな〜?」という電話が来た時にたまたまメッセンジャーに居た)で呼んだ古関さんの後ろで、あーしろこーしろ、と。
夕刻、日芸の放送学科を卒業し、小諸(長野県)のケーブルテレビ局でアナウンサーをしていた同学年のMが辞めて土浦の実家に戻っていて、そいつがご自慢のバイク(彼曰く、所有物中一番のモテアイテム。)で来る。
秋刀魚を焼きながら、修学旅行の夜の男の部屋のような下らない会話。
その中で、実は写真学科の某女友達の事が気になっていた。というのは初耳。へー、あの○○をねえ。


デザインとは何ぞや?


今年もGDP(グッドデザイン賞の展示会)に行ってきた。
何かと思ったら、仏壇。
「見た目としての」デザインでは無く、「生活スタイルの提案」こそが「(工業)デザイン」だと思うのだ。
著名なデザイナー達が、既にある物をデザインし直すような提案(日産のカーデザイナーがクリスマスケーキ、等。)が面白かった。


時代の香り

壊されつつある日芸(日本大学芸術学部)の校舎
日芸(江古田)で「エリオット・アーウィット(Elliott erwitt) オリジナルプリント展」なるものをやっているというので観に行く。(6月17日まで)
あんまりこの人の写真って好きでは無いんだよなぁ。ユーモア云々と云いつつ野暮であからさまで… けどプリントを観に、行く。
久々に学食で冷やしたぬきうどんを食べる。もう無かったから作ってもらう。
上野の都美術館で、「アール・デコ展 -きらめくモダンの夢-」を観る。「アール・デコ」なんても、日本の大正期の「モボ・モガ」からローランサンからライト松岡正剛氏による「ライト自伝」の書評 ISIS立紙篇)から杉浦非水三越ミュージアムによる解説)まで、範囲が広くて最初は捉えどころが無かったけど、どうやら観終わるまでには「アール・デコ」の何たるかがおぼろげながら見えてきた、と思う。
けど総じてハデハデで(これは好みとしてハデハデなのであって下品なハデハデでは無い。一応。)、三十分程でサーッと観覧。
こういう見方をしていると、目に止まる物があって、それが添え書きを見てみるとライトの作品だった。
僕は小学校に上がる前、自由学園幼児生活団にいて、ライトのデザインに浸っていて、ひかれるらしい。
訳分からんながらも、ガキの内に良い物にふれておくというのは大切だと思う。
「暗いー」だの「つまんないー」だのぐずる小さい子をなだめながら美術館に来ているお母さんなど頬笑ましい。
日芸の学食から外を見る。解体中。


最後の卒展

築地に掛け取り納品に行きがてら、竹橋の国立近代美術館にて「河野鷹思のグラフィック・デザイン–都会とユーモア」(2月27日まで)を観る。美術館だから大きな部屋での展示かと思いきや、中の一室のみでの展示だった。
またも、常設展示の『所蔵品ギャラリー「近代日本の美術」』をちゃんと観たいなあと思う。後ろ髪を引かれつつ、撤退。
銀座の富士フォトサロンにて。
日本大学芸術学部写真学科平成16年度卒展』(3月1日まで)
「先輩風を吹かしてやるか」と意気込んで行ったのに、知ってる人居ない。
『日本写真学園卒業展』(3月1日まで)
学校が無くなってしまうので、今年で最後の卒展だそうな。「日芸最後の卒展」なんてイヤだな。無いよね、そんなの。
しかし相変わらずうるさいギャラリーだな。上を高速道路が走っているので、ガタゴト、ドシン、ドシン。


行動の記録です

再び、日芸の学園祭、「芸術祭(通称ゲーサイ)」に行く。
二度も出身大学の学園祭に行くのは、別に先輩風を吹かせたかったからではなく(大体、二年ごとに校舎が分かれている現在の日芸では知り合いが居ない)、もう一度「芸術資料館」にて、「オリジナルプリント展 ファインプリントの巨匠たち(19日まで)」を観たかったから。
写真学科の学科センター(職員室みたいなトコ)で、下らない話(柏にビックカメラができるとか、落語の話とか…)で柏在住のM先生と盛り上がった揚げ句、麹町のJCIIのフォトサロンへ、
土田ヒロミ作品展 「砂を数える」』(28日まで)(本人のWebSite)を観に行く。最近大阪芸術大学(どうでも良いけど「芸大」と略すな紛らわしい!プライドは無いのかプライドは!)の教授にもなられたお方。
会場に置いてあった写真集「俗神」の方が良かった…なんて云っちゃあいけないか。
(何か僕がここで色々な物に云いたい放題云ってるけど、それは僕の見方である。実際それを観て「観る価値無し」と云うのと、観ないで「観る価値無し」と云うのは絶対違う。)
あ、携帯電話、昨日直りました。祭日を挟んで帰ってくるとは… (もっとも単に新しいのに交換するだけなんだけどね)
ここ数日で、すっかりauショップ我孫子店のお得意さんになってしまった…


ゲーサイ


日芸の学園祭、「芸術祭(通称ゲーサイ)」に行った。
工事中の校内は、至る所が立ち入り禁止で、けれども人出は変わらなくて、凄い混雑だった。祭日だったし。
校内の「芸術資料館」にて、「オリジナルプリント展 ファインプリントの巨匠たち(19日まで)」を観る。「エドワード・ウエストン」「アンセル・アダムス」「ウィン・バロック」「マイナー・ホワイト」。「やっぱ(この人達の場合)オリジナルのプリントは違うわ」と思いつつ「こんなの持ってたんだ」。受験生向けの精一杯の背伸びの様で…


車を持たない人間は生きていけないのか?

久々に駅前の金物屋「扇屋」に行ったら「閉店セール」になっていた。十月一杯で店を閉めるらしい。金物なんか、今や国道沿いのホームセンターに車で買いに行く物なのだろうか。
多少値は張っても、家庭の環境(蛇口の口は幾つだとか)を理解してくれている人がいつも居る方が、助かるんだけどな。
もう数年間続けた「日芸の情報サイト」を終了した。


故郷に錦?物欲の発露

久々に、母校日芸(日本大学芸術学部)に行ってきた。用としてはさしたる物もない。グッドデザイン賞の審査員をして(去年からだけど)いて、「私の選んだ一品(グッドデザイン賞審査委員コメント集)」という本(リンクしようと思ったらまだ出ていなかった。従って去年の物。)を、「あげるから欲しかったらおいで〜」と云われたのだ。
その後、在学中より懇意にしていた(何しろ一年の時の担任)M先生に相談があり、研究室に伺う。
というのも、ベタ(ネガをそのまま印画紙の上に並べてそのフィルムの一覧を見るもの。「コンタクトプリント」「密着」とも云う。)をとるのが面倒くさい事この上ない。何しろこの数枚をプリントするために、台所を片付けて(何しろ我が家は台所兼暗室なので)、薬品を作らなければならない。で、良いスキャナーが無いかなと思ったのだが(こんな相談をする事自体失礼か)、それで知ったのがEPSONGT-X700という35mmのネガを24枚までまとめて取り込めるスキャナー。取り込んだ画像を作品としようというわけでもないので、フィルムスキャナーを買う事も無し。
一応このM先生の名誉のために云っておくけど、この先生自身は、僕のように古い銀塩写真(ネガを現像して、そこから暗室でプリントする。)はもうお終いという事で、デジタル写真において、銀塩写真のような細やかな表現をする事を研究しておられるのだ。僕にはよう分からんけど。
スキャナーを買ったら、悪乗りして小さい頃の写真やら載せるつもりなので、請う御期待。