一ヶ月ぐらいかかってやっと読み終えたモームの「月と六ペンス(The Moon and Sixpence)(私の読んだのは角川文庫の厨川圭子訳によるものだが、現在は無いらしい。)」(松岡正剛氏による書評 ISIS立紙篇)。数年前にも読んだのだが、面白かった記憶だけで内容が薄れかかっていたので、再読。
本棚から掘り出した古物、両親のどちらかが買ったのであろう。で私が読み→友人1→友人2、と巡り、今再び私が読み終えた今、かなりのボロボロ状態。再読する前からボロボロでバラバラっぽかったので、殆ど家で大事に読んだ。
奥付けを見ると「昭和四十四年五月三十日 二十九版発行」とあり、所々にややきわどい描写がある。「あとがき」ではゴーギャン(Gauguin)の事を「ゴガン」と書いているし、モームは八十四歳で生きている。
カテゴリー: 未分類
命の値段
産経新聞のSankei Webより。
『新潟県に10万ドルの追加支援 中越地震で米政府』
香田さんの命の値段のようです。(僕の見たところ産経新聞しか報じていないのは、"いかにも" ですが…)
昨夜NHKのBSの「アメリカ大統領選挙を振り返る」みたいな番組で誰かが、「インターネットってのは優れた情報発信の場かもしれないけど、意見を同じうする人間しか見てくれないっていう欠点があるんだよね〜」みたいなことを云っていた。
「美談」には気を付けろ!
「新潟県中越地震」で、土砂崩れでぺしゃんこになった車の中から親子三人の内、小さな男の子(皆川優太ちゃん{二歳})が数日ぶりに奇跡の発見!という(くどい説明だけど、数年後には意味不明である事が想像に難くないので。)話。
彼はこれからどうやって生きていくんでしょう?日本中のオジサン・オバサンの「かわいい孫」になっちゃって。体験記でも出して一儲けするのかな?(んなワケないか)ちょっとグレたり、薬でもやってみようものなら、「あの奇跡の生還の優太ちゃんが!」とか云われて、「母親(貴子さん)の分まで生きて欲しいって云われてたのに」と云われる(思われる)。彼の人生が齢二歳にして狭められてしまった事に心から哀悼の意を表する。な〜む〜。
でもって、土砂に埋もれた車の中から彼を救出した(東京より遠征御苦労様。新潟県は東京都に頭上がらないな。)「ハイパーレスキュー隊」の隊長、活動だけして(イチローみたいに)朴訥(ぼくとつ)に「仕事ですから」とか云って去れば格好良いのに興奮してるのかもしれないけど、記者会見まではじめて、「もう(優太ちゃんが生きているのを見つけて)一握りの砂も落とさないと思った」なんて。「プロジェクトX」の観すぎじゃないの?
権力者(或いはそれを取り巻く人間)が美談を語る時というのは、必ず何か隠している物がある。失策とか。今のところ、避難先の人々に「あんな悲惨な人もいるんだから、文句云わず頑張ろう。」と云わせる。つまり「黙らせる」という効果は発揮しているようだが。
新しいお札が今日から出回るらしい。というより「二千円札というのは未だに使える」と云う事に驚き。
何で〜?
朝起きたら、携帯電話がまっ二つに割れていた。
昨日夜、テレビのリモコンが見つからなくて(ナゼにケータイ?)、酔いに任せてやった覚えはかすかにあるのだが…
こういう "ストレス発散" もあるのね。と他人事のように感心。
ここで僕が何か「エラい」人だったら、この壊れた携帯電話から何かを発見して一財産築いちゃったりするんだろうけど、何もしません。
さて
仕事の撮影で、「花島公園(千葉県千葉市花見川区)」なるところに来てはみたものの、どうやって帰ろう?
この近辺、団地(地方に行くとある「家が並んでいて、団になっている地だから『団地』。文句ある?」というのではなく、集合住宅の。)はあるのにバスはないという不思議な所。住民は「車を持っている」のが前提らしい。オソロシヤ。
「ご趣味は」「はい、洗濯を少々」…カッポーン
最近洗濯に凝っている。と云っても「洗濯機の廻し方」なんて話ではない。風呂の残り湯をバケツに汲んで、石鹸入れて、ゴシゴシ洗うのだ。で絞る→真水(当然ながらこれも風呂の残り湯)に入れてすすぐ→また絞る。というプロセスを洗濯物の数だけエンドレスに繰り返す。
「家に籠もりパソコンの前に座ってお仕事」なんて折り、非常にストレス発散になる。無我の境地でジャバジャバやるのだ。
「釣りは良い。頭を空っぽにして川面を眺め、魚を待っているその時間が良い。」なんて云う人が居るけど、僕にとっての「洗濯」とはそういう物ではないかと思う。(冬になったらやらないけどね)
額に汗して働かなければいけないのか?
120字の作文
いやはや、短い作文が、こんなに大変なものだとは思わなかった。
お仕事にて、「120字前後」という作文をしているのだが、学生時代から(某小学校の「生い立ちの記」に始まって)作文というと、800字で肩を落とし、1,600字なんて云うと全身の力が抜けて人生お先真っ暗な気分になり、2,000字というと自殺を考え…? た物だが、今ここで「写真について120文字前後」なんて事になると、「ローマ帝国の○○に関して××せよ」なんてのと違って、ある意味困る。
モロヘイヤをおひたしにでもしようと袋を開けたら、花が咲いていた。モロヘイヤの花ってこんな時期に咲くんだ…
ファイト*2 ちば
プチレトロ
こういう中途半端なレトロ調、好きです。東京地下鉄銀座線「上野」駅。
(文字で説明する写真は愚の骨頂である。と思っていた。)