荒天

阿蘇の朝。天気悪いし(本当はこういう景色が見られる筈だったのに…)、なんかもう疲れたし、梅雨時に放っておいた家も気になるし、今日四時に熊本から出る寝台特急で帰ることにしました。
鈍行を乗り継いで行くのは疲れたし、寝台特急好きだし、丁度良いや。博多から新幹線で帰るより割高なのは腹が立つけど。

阿蘇発10:33の鈍行なのだが、大分からの特急が大雨で一時間程遅れてその乗客が鈍行に…


阿蘇山から熊本へ。スイッチバックをして列車は下っていく。


阿蘇

日豊本線の特急「にちりん」を大分で降り、豊肥本線(阿蘇高原線)を阿蘇に向かう。
「九州で一番高い(標高と言いたいのだろう)駅」の看板のある「波野(なみの)」駅まで、一両だけのディーゼルカーはエンジンを回しっぱなし(普通ディーゼルカーはある程度のスピードになると平地ならエンジンを切って慣性で進むが)。



外輪山(クレーターみたいなのの中に阿蘇はある。)の上の波野駅を過ぎると外輪山の中の阿蘇に滑り込んで行く。


阿蘇への列車への乗り換え駅、宮地(みやぢ)駅に着く頃には、時折強い雨が打ちつける荒天に。
雨の中宿まで歩き、荷物を置いて、ユースホステルの人に車で駅前の温泉まで送ってもらう。風呂の種類は色々あるけど、温泉の質としてはどうか?レジオネラ菌とか言って、清潔な公衆浴場を目指すとこうなっちゃうのかね。
湯から出て、前のラーメン屋でビールを呑みながら味噌ラーメンをすする。甘い…


眠い…けど阿蘇

宮崎市内、昨日は暑くて、それと精神的に応えるいろいろあって、結局朝四時頃までウトウトしかできなかった。お陰で今、眠い…
再び大分まで戻り、阿蘇に行く計画。延岡-佐伯間に電車が無いのは前述の通りで、その区間のみ特急に乗る事に一旦したものの、面倒だからそのまま大分まで特急で行くことに。駄目だなオレ。
しかし特急は楽ちんで良いなあ。
今日は宮崎も朝から少し曇り気味だったけど、大分に入った頃からポツポツ来だした。景色もかすみ気味。なんで僕が大分に来るとこういう天気なんだろう。しかし、雨に濡れた黒光りする瓦屋根の風景というのもまた良いなあ。


呑んでふらふら宮崎駅

以前ユースホステルの人に教えてもらったすぐ裏手の地鶏の飲み屋「T」に行き、刺身、もも肉など食らう。刺身はまぁ良いとして、もも肉の焼いたの、全然違う。スーパーの一番安い卵と、田舎の卵ぐらい違う。変な例えだけどこれが近い。甘味があってなおかつ濃厚…というと陳腐か。(初めてやってみたのだけど、一人で飲み屋で呑む、というのは詰まらんね。一人で家で呑むというのは極楽だ。鶏の味とは別の話だが。)
ユースに戻って乾燥機にかけておいた洗濯物を取り出し、夜の街(宮崎)へ。夜になると軒並み店の閉まっている商店街というのも不気味だ。宮崎駅はどうなっているんだろうと行ってみる。

一人の駅員さんが通路をまたいだ両方の改札を行ったり来たりして切符にはさみ…じゃなかったハンコを押している。
フムフム、志布志(しぶし)油津(あぶらつ)の方に行く日南線は結構頻繁に出ているのだな。


再び宮崎へ(ネットカフェ初体験)

霧島神宮駅前の食堂のテレビを見ていたら、「おやっとさあ」なる焼酎のCMがあって、桂竹丸が出てた。寄席で二、三回見たことのある顔(エリツィンに似てる)だけど、こちらに出張していたとは。
都城で乗り換え宮崎に戻る。

梅雨明けたよな…
宮崎駅前のネットカフェなるものを初体験。SDカードリーダーも貸してくれて、デジカメのデータを取り込んでアップロードもできる。便利なもんだ。
再び宮崎県婦人会館に。風呂に入って(今度は温泉では無い)さっぱりし、さあ地鶏を食いに行くぞ〜(焼酎も)


霧島神宮を出る

朝八時頃、階下の掃除機の音で起こされ、一風呂浴びてから霧島神宮の森に朝の散歩。同じ様な地元の人がちらほら。
木陰でそんなのを眺めていて、気がついたら駅に行くバスの時間まで三十分。宿に戻り荷物をまとめ、バス停へ。
に着いてはみたものの、次の電車は二時間後。昨日の足湯に浸かりながら方策を考える。

駅前の食堂。おばさんが漬けた自慢の梅酒をちびちび。そばを頼むとやたら太い。これはうどんか?
三十分ぐらい前に店を出て、駅へ。
切符を買ってホームに登る。山の斜面のような所にホームがあって、涼しい。

折り返しで停まっていた鹿児島からの特急「きりしま」が去った。
小鳥の声と風の音、そして時々自動車の音。ここにいると、停まっている電車がやけにうるさい。
あ、電車が来た。


霧島神宮

都城から鹿児島側に行って、霧島神宮駅で降りる。「霧島神宮」という駅名の割には霧島神宮は駅からバスに乗って行かないといけなくて、バスが来るまで三十分程、駅前で足湯なるものをしてみる。ベンチは電車から降りてくる人を捕まえようとするタクシーの運ちゃんの休憩所になっている。
霧島神宮駅前の足湯
足湯していたら、携帯電話が鳴る。東京のSさんから。現代社会はどこでも仕事で呼び出されてイヤなんて言う人もいるけど、携帯電話があるおかげで、僕は安心してふらふらできるのだ。呼び出されれば半日で帰京できるし。
バスで霧島神宮へ。入り口には「日本発祥の地」と大書された塔が。大きく出たもんだ。
オフシーズンのこの時期、境内は静寂としていて、鬱蒼とした森からは小川のせせらぎの様なさわさわという音がするのみ。
霧島神宮
霧島神宮前の民宿が(ついでに)やっている(ような)ユースホステルへ。オフシーズンの得、泊まり客は僕一人。気分は民宿。宿のおかみさんも無愛想で、ある意味心地良い。
夏にユース泊まると、「ムーンライトながら(大垣快速)」で飛び込んでくるような血気盛んな同室の若者に早朝から起こされたり、変な「鉄(テツ・鉄道ファンの事)」に議論ふっかけられたりするんだろうな〜
それはそれで楽しくて良いけど。
宿のお風呂(温泉)も独り占め。露天風呂の昼から独り占めというのは心地よい。
夕飯は、「客が一人だから作るのイヤ」ってんで食いに出るも、どこも七時閉店。観光客相手の商売を七時すぎてやっててもしかたないわな。コンビニもどきの個人商店でカップ麺と缶ビールを買って帰り、宿の一階で南日本新聞を読みながら一人すする。隣の部屋からはテレビの音、宿のおかみさんが観ている。
部屋のテレビは百円取られるから、見ない。「サラリーマンNEO」観たかったな〜。


尻落ち着かず

午前中駅前の温泉に入る。
ここは京町温泉なのだろう。昨日の山奥の温泉の様にカネ臭くない。
吉都線京町温泉駅の山麓温泉
少し滞在しようと思った親戚の家を発ち、荷物をまとめて再び吉都(きっと)線に。
吉都線京町温泉駅
京町温泉のホームに居た女子高生二人と列車が来るまでお話し。話の内容、少々ジジ臭かったかな?いいや、ジジイなんだし。
泊まっていないけれども、旅館の体験記


暑いじゃん

というわけで吉都(きっと)線で都城から京町温泉に向かった。(都城駅で外に出てぶらぶらしてたら、ジュースを買おうとしていた警官に職務質問されてしまった。警官は買ったジュースを自販機から取り出して行ってしまったが、そんなに怪しいのだろうか、変な体験。)ワンマン運転の一両のディーゼルカー(同じ吉都線の日向前田駅の写真


着いて荷物を置き、早速駅から数キロ山に入った某温泉へ。

湯上がりをぶらぶら帰る。田植えの季節。

夕飯を親戚と食べながら、NHKの地方の天気予報(8:55からの)を観てみたら、明日は宮崎県全域晴れ。予想気温は宮崎よりこっちの方が高いじゃーん…


暑い…

宮崎の駅前にユースホステルはある。
平地なので暑い。うだるように暑い。東京と違って日陰に入ると涼しいので救われるが。空梅雨というのか?いわゆるこれは。
昨日湯布院という高地にいたのでなおさら。だからという事も無いのだけど、今日は日豊本線を都城で折れて吉都線に入り、えびの高原の方に行く。
10:43に宮崎を発つ電車に乗ったので、都城で乗り換えて、13:27には親戚の居る京町温泉に着く筈。

今日は涼しく寝られるかな?
尤も二三日したら荷物を置いて、また宮崎に地鶏を食べに来る(店はユースホステルの人の「やっぱり近所のあそこがうまいと思うよ」という推薦?で決めてある)つもりなのだが。