「犬と人間の距離」(天空の草原のナンサ)

映画「天空の草原のナンサ」(日比谷シャンテ・シネにて公開中)を観た。
モンゴルの草原に暮らす家族の元に学校の寄宿舎から一時戻ってきた小さな六歳の女の子、ナンサ。
ナンサは(燃料にする牛の糞を拾って来るように)用事を言いつけられたのに、犬を拾ってきてしまう。
父親は捨ててこいと云い、ナンサはイヤだという。
だだっ広い風景と、拾ってきた小さな女の子ナンサにしても、犬を溺愛しない距離感が心地よい。
犬も犬で、最終的に弟の命を救い(単に自分の身の危険を感じただけ?)、晴れて新しい所に一緒に連れていってもらえるようになったにも関わらず、めんどくせーなーと云わんばかりにブラブラと立ち止まったり、あくまでマイペースで付いていく。
けれども最後はそれで終わりで、ナンサが寄宿舎へ戻って、犬がどうなったかは分からない。
別に僕は犬に限らずペット嫌いじゃあ無いしむしろ大好き。人見知りする友人宅の犬や猫にも好かれたりするのよ。只ある程度の距離を持って接しないと(特に犬は)いけないという話。
なんて思いながら秋葉原のPRONTOという昼間喫茶店のバーでウイスキーロック中。


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