お札を取りに

池袋のストリップ(ヌード劇場)「ミカド劇場」
今年も高校の後輩と早稲田の穴八幡宮にて「一陽来復」のお札を買ったのだけど、着物を脱いだのと一緒に実家にお札を置いてきてしまったので、昨日実家に帰ってお札を持って今日我孫子に帰る。
区役所に行って用事をすませてから、新宿のコニカミノルタプラザへ。
プレミオ 岩本浩典「WARNING!!」
多重露光できれいな風景を、というのはあったと思うが、都市の風景を、というのは余り無かったように思う。少なくとも僕はならはらいっこうしか思い浮かばない。
雑多な都市の光景に波頭がかぶさって、押し寄せるようなかっこいい風景になっている。ただそれはあくまで日本の写真の歴史を多少知ってる人間の言うことであって、イメージのたんちょではあるけれども、これらを完成した一つの作品とは思わない。
プレミオ 織田健太郎「confrontations」
発想は面白いんだけど、それらをコレクション的に並べられても、見る方の「こういう写真が撮れるんだろうな」という予想を全く裏切らない絵ばかりなので「そうですか、ご苦労さん。」という感想しか浮かばない。
池袋の新文芸坐に行き、ヴィム・ヴェンダースの「都会のアリス」「パリ、テキサス」の二本立てを観る。
やっぱり、時代という物を感じる。「パリ、テキサス」なんて、アメリカ特有のピックアップという農作業のデカいトラックみたいなんでハイウェイをバーッと。格好良いもん。
ただ二本とも、「ヴィム・ヴェンダース」という名前があるから凄いという先入観を持って観るのであって、何でもないことをただ描いて何でもない。という映画かもしれないという疑念は持って観た方が良いと思う。


「お札を取りに」への6件のフィードバック

  1. はじめまして。
    我孫子の弓道場を探していて、様々なサイトを巡り、
    なぜかこちらにたどり着きました。
    写真と文章にひかれて、ちょくちょくお邪魔しています。
    デジタル一辺倒の昨今ですが、
    いまも写真は焼いていらっしゃるんですか?

  2. はじめまして、良かったら今後も時々覗いてください。
    デジタル一辺倒の昨今ですが、仕事の写真ではデジタルでやっているものの、今度発表したいと思っている作品はアナログで、自分で現像しています。薬品管理とか、温度とか、面倒なんで早く作品もデジタルで撮りたいんですけど。

  3. 新しい作品、発表されるんですか。ぜひ伺いたいです。
    以前、フリーのカメラマンといろんな場所で取材していました。日芸出身の方にもよくしていただきました。年齢的に増田さんもそうだったと思いますが、ちょうどアナログからデジタルへの移行期を経験しています。あの頃は、皆さん、レンズの買い換えで嘆いていらっしゃいました(笑)
    個人的には、紙焼きのほうが好きです。カメラマンによって、質感など全然違うんですよね。個展、楽しみにしています。

  4. いやいや… ここ数年間撮ってきたのも溜まってきたし、そろそろやりたいな、と思っているというだけですから、別にやると決まったわけじゃないので…
    僕は日芸を出て写真を撮って働き始めた時には世間がデジタルになっていた様な頃だったので、特にそういう苦労は無かったですね。僕より少し前の過渡期のデジタルとなると、いかにも「デジカメ写真」ぽいビデオを一時停止しただけみたいなのだったのだけど、解像度はもちろん、画像のヌケ(スーッとした感じ)、周辺画質なんかもだいぶ改善されてきて、ちゃんとデジタル写真の事を分かっていて手を加えれば銀塩写真と遜色ない所まで行っています。
    銀塩写真で仕事をしていた頃は(僕は体験していないけれども今でもそれを引きずっていて機材の切り替えはできても頭の切り替えができないカメラマン)、フィルムの光源の色に光源の色を合わせなければいけないので、外での仕事でも重いライトを持っていって、無理矢理そこの光をフィルムの色にあわせたりしていましたが、それがデジタルの良いところです。
    デジタル写真をパソコンのプリンターでプリントする紙も色々選択肢が出てきましたから、用途に合わせて色々選べて良いですよ。逆に現像液の中でチャプチャプやる銀塩の印画紙は選択肢がだいぶ狭まってきちゃいましたが…

  5. すぐ個展、というわけじゃなかったんですね。
    生で見られるチャンス! と思ったんですが、残念です。
    私は2000年卒なので1年しか違わないはずですが、すでにデジタル化していましたか。そういえば物撮りは人物よりも移行が早かったようです。プロ用のデジタル一眼レフが発売された当時は、600万画素の望遠レンズを90万くらいで買っていたように思います。いまでは信じられないですね。
    増田さんの場合、アナログもデジタルも大差ないのであれば、デジタルのほうがずっとよさそうですね。私は編集サイドだったので、データをもらってそのままはりつけて印刷へ、というのは非常に楽でした。
    ということで思い出したのですが、デジタルになってから、データ上でしか、カメラマンの写真を見ていないんです。それで、紙焼きと遜色ないということがわからないのかもしれません。増田さんが両方されたら、並べて見てみたいです。
    いまは私もデジタルの一眼レフで、素人の遊びを楽しんでいます。もっとうまくなれたらいいなー。

  6. 同じ画質ならば、私もアナログ写真よりデジタル写真の方が良いと思います。
    仕事は良いとしても、作品作りの場合、僕は単焦点のコンパクトカメラでスナップというのが好きなのだけど、28mmという広角レンズしか単レンズでのコンパクトカメラは出ていないんですね。馴れるかと思ってそれ(リコーGR-digital)を買ってみたのだけど、一年以上たっても馴れないです。最近の写真日記はそれで撮っているのですけどね。やっぱり35mmぐらいでちょうど収まる景色を探してしまう。
    けれども今度シグマから40mmぐらいのコンパクトカメラが出るという話なので、それを楽しみにしています。出たら即それを買って、効率よく作品を生み出していけるかと、考えてはいるのですがね。そう思うようにはいかないのが作品作りの難しいところでもあったり。
    しょっちゅう関東圏をうろうろしているので、見たかったらデジカメ写真を紙に焼いた物をお見せしますよ。単なる紙焼きならばRGBですが、結構CMYK分解した商業印刷でも銀塩の中判ぐらいの絵は出ていると思うので、それもお見せします。もし興味あったら
    http://arata.page.ne.jp/contact/
    ここからメッセージください。

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