宮崎へ(昨日分)

(昨日書いたのに投稿するのを忘れていた)
一日に一本しかない(朝の六時大分発というのを除けば)佐伯を越える普通電車、因縁の16:47臼杵(うすき)発南延岡(みなみのべおか)行きに乗る。

実は結構危なくて、「時間があるし一つ前の『上臼杵(かみうすき)』から乗ってみよう」とお茶を飲んでから、上臼杵駅であろう方面に歩きだしたのだけど、道に迷って方向が分からなくなって(かんがえてみたら初めての町でこんな事をやろうとするからいけないのだ)元の場所(三重の塔の見える所)に戻ってどうしようと思っていたら、運良く臼杵駅行きのバスが来て、それに飛び乗り、やはり臼杵駅に行った。この選択は本当に良くて、列車は六、七分前に来て、後からくる特急を待っていた。一つ前の上臼杵に行っていたら十分以上前に列車は出ていた筈だ。(下らぬ意地を捨てて一時間に一本の特急に乗れば良いのだがまあそれは)
佐伯-延岡間、一日に数本の電車しかとまらないのだから、余程の秘境かと思いきや、案外にも駅前には数十軒の人家がある。
日豊本線宗太郎駅での交換待ち
その中の一駅、「宗太郎」での交換待ち。
現在の高千穂鉄道延岡駅
延岡に着いて興味があったのが、廃線となった第三セクターの高千穂鉄道(旧国鉄高千穂線)。
近くに行って見た訳ではないが、入り口を塞いだだけで車両もそのまま駅に留置されている。廃線の数日後からレールの撤去が始まった茨城の日立電鉄とは大違いだ。復活でもさせるつもりかな?
日豊本線美々津駅付近
七時二十分、暗くなってきた。美々津(みみつ)駅付近。


臼杵

湯布院の宿で起きる。時々晴れ間も覗く天候だが、今日も由布岳は煙って見えない。
日豊本線を宮崎へ抜けたいのだが、途中の佐伯(さいき)から延岡への普通列車は早朝を除くと夕方の一本しかない。特急は一時間に一本あるのに。
夕方の一本を待つまでの間どこかで閑つぶしをと思って「どっか良いとこ無いかな?」なんて行っていたら、女性三人できている人が、明日臼杵(うすき・日豊本線で佐伯と大分の間にある町)に帰るから、その町を観ていったら?とのありがたいお言葉。
そのユースホステルに泊まっていた一人のおじさんは、湯布院の近くの町に住んでいるのだが、旅気分を味わうために時々一泊しに来て翌朝仕事に出るとの事。分かる気がするなあ。

前述のお言葉に甘えて、朝食後風呂を浴びてから車に乗せてもらい霧の大分道を行き、臼杵へ。石仏は臼杵では有名らしいけど、石に仏像が彫ってあるだけらしいので、そのまま市内に行って降ろしてもらう。
臼杵城址
臼杵城址で休憩。
臼杵の町
臼杵の古い町並みは、表通りだけでなく裏の路地にもよく残されていて、心地よい。
町中の屋敷跡のような喫茶店で休憩中。閑つぶしも楽じゃない。
冬は、こんなの(紹介記事その2)もやってる町らしいです。


湯布院


列車の交換(行き違い)の時に外に出て。
湯布院に着き、ユースホステルに電話したら「土曜日(今日)はバスが無いので歩いてきてください」だそうだ。四十分と書いてある。
湯布院の焼き地鶏
昨晩会社の担当Sさんに「宮崎に行ったら地鶏を食え!」と言われて、すっかり行って食う気になっていたのだけど、湯布院にも地鶏というものがあるらしく、その言葉にノックアウト、少々フライングして昼飯は地鶏。
湯布院の町は情緒あふれる所かと思ったら、見事に観光地化されていて、全く関係ない、染めた布とかガラス細工の店が並んでいる。
湯布院の町並み
後ろには由布岳(豊後富士)が …曇って見えないので
早く宿に行って温泉を浴びようと汗だくになって山を登る途中、
由布岳
湯布院ユースホステルの部屋
ユースホステルに四時頃たどり着く。
早速温泉に浸かって着替える。


九州上陸

ああ、良く寝た。フェリーの中では今朝の五時起きの不眠を取り戻すべく、熟睡しちまった。
雨もあがって、とりあえず傘をささずに大分に上陸。大分港では周辺をぶらぶら等して、大分上陸の感慨をもっと味わいたかったのだけど、「大分駅へのバスは今しかないよ」と言われ、水溜まりを飛び越えつつバスに。
大分駅で降り、今夜の宿泊先はやっぱり湯布院にする事にして、湯布院行きの一両だけのディーゼルカーへ。


船旅(大分へ)


今、7:50松山発11:15大分着のフェリーの中に居ます。松山に六日もいるとだれてきて飽きてきたので、そろそろここを発とうと。
しかし本州を廻らず、千五百円で直接九州に渡ることができるのは楽ちん。
外に出ると瀬戸内の島々が… 見えない。小雨の中、もやと海面しか見えません。
松山から大分へ向かうダイヤモンドフェリー
大分に着いたら別府(大分から数駅)に行って泊まろうとは思ってみたものの、何しよう。雨あがってくれないかな〜


温泉評

昨日は、十時頃起きて、知り合いの人がタダ券を持っているというのでその人の車で道後温泉の後ろの山の中にある、奥道後なるところの温泉へ。
表の道後温泉の本館は、何やら塩素臭くなってプールに浸かっているみたいだったけど、ここは源泉かけ流しとかで、硫黄臭かったけど誠に良い気分だった。露天風呂もあって、そこで二時間ばかり浸かっていた。雨が凄くてひさしの無い所に行くと濡れたけど、雨にけぶる向かいの山々を眺めつつ。

今日も同じ様な(天気は打って変わって好天だけど)一日なのでまとめて。


昨晩は市の中心部に出てみた。


大洲へ

昨晩、滞在している松山の知り合いに連れられ、魚がおいしいという飲み屋に行った。
外観も内部も姿形は田舎の喫茶店という感じだったのだけど、あにはからんや。
おまかせで最初に出てきた車えびは、生きているからと入っているお皿に皿をかぶせてあって、蓋をそーっと取って、一匹のしっぽをつかんで外に出すのだけど、早く頭をもがないと暴れてテーブルの上が水浸しになるし、逃げるとテーブルの上を暴れまわるし、全て食べ終わった頃にはクタクタ。しかし身がプリプリしていて(頭を今もがれて半分生きているのだし)おいしかったし、他の刺身や、味噌汁にしてもらったあらもおいしかった。
今日は知り合いと宇和島の方の伊予大洲に行く。丁度良い列車が無かったので、知り合いを巻き込む訳にもいかず、誠に不本意ながら、特急で。
伊予大洲の大洲城
大洲城の櫓の上の階。吹き抜ける風が心地よい。聞こえるのは肱川(ひじかわ)の流れと鶯の声のみ。
伊予大洲の大洲城より肱川を望む
NHKのドラマの舞台になったとかいう「おはなはん通り」を通り、明治の豪商が作ったという別荘「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」へ。
伊予大洲の肱川
三千坪の敷地に臥龍院と二つの庵が建てられていて、肱川に突き出た庵の一つからは山々と河原を見おろせる(借景というらしい)、ここで昼寝していたくなる心地よさ。
帰りは山側の内子経由ではなく、瀬戸内海の海岸線に沿って行く長浜経由の各駅停車で松山へ。
伊予大洲より海岸線を通って松山へ


地震で早起き

松山市内を走る路面電車「宮田町」の電停にて
昨日まで数日、朝早く起きて道程を急ぐ身だったので、昨日夕方、松山の知り合いの家に着き、今朝はゆっくり朝寝をしようと思ったら、いきなり朝五時に地震でたたき起こされて、テレビを点けようとリモコンに手を延ばしてから、ふと考えた。
「NHKって、何チャンネル?」
市内の路面電車が専用軌道に入る「宮田町」の電停。


到着(写真をアップロード)

松山駅
松山に到着しました。知人のところに数日間滞在する予定。
帰宅するまで旅先で撮影した写真はアップロードできない予定だったけど、知人のマンションの隣人の好意で、パソコンを借りてアップロードすることができました。大きいけど。小さくしました。(12日追記)